現在104歳、石井哲代さんのご機嫌な一人暮らしを見つめたドキュメンタリー映画
ドキュメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」が、1月31日から広島県内で先行上映され、4月より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。ナレーションはリリー・フランキーが担当する。 【動画】ドキュメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」予告編はこちらから 同作は、広島・尾道市の自然に囲まれた家で一人暮らしをする石井哲代さんの101歳から104歳までの日々を見つめたもの。1920年生まれで、小学校教員や民生委員として地域のために尽くしてきた哲代さんは、地域の人たちから「先生」と呼ばれ、親族や近所の人たちのサポートと公的支援を受けながら生活している。その前向きな姿勢とユーモアあふれる言葉を紹介した書籍「102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方」「103歳、名言だらけ。なーんちゃって 哲代おばあちゃんの長う生きてきたからわかること」は累計21万部を超えた。 映画では、哲代さんが思うようにいかないことが増えても自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていく姿が切り取られる。監督・編集は「広島の被爆樹木の声を聴く」の山本和宏が担った。山本、哲代さん、リリーから届いたコメントは下記の通り。 YouTubeでは予告編が公開中。配給はリガードが手がける。 ■ 山本和宏 コメント 「あなたは100歳まで生きたいですか?」 現在の日本で100歳まで生きたいという人は、わずか2割。不安いっぱいの人生100年時代ですが、激動の時代を生きてきた哲代さんはいつでもご機嫌です。この映画に“健康長寿の秘訣”は登場しません。それでも哲代さんのユーモアあふれるライフスタイルが、日常の一瞬一瞬の尊さに気づき、人生の一日一日を明るく灯すきっかけを与えてくれると思っています。 ■ 石井哲代 コメント のんきのんきで100年がすぎました。生きとるからこそできることがいっぱいですよ。友達とも話ができるし、花も摘まれるし。うららかな日が続く100歳はうれしいです。ありがたい人生です。「でした」言うたらいけん。「ING」でいきましょう。 ■ リリー・フランキー コメント 普段の生活の中では気づきにくい本当の喜びとか幸福、そういう発見がたくさん散りばめられている映画だと思います。ぜひ劇場でお楽しみください。 (c)『104歳、哲代さんのひとり暮らし』