北海道札幌市と東京都で居酒屋やハンバーガー店展開する会社が“破産手続き開始決定”―負債総額は約1億5000万円「コロナ禍後に集客減 閉店相次ぎ債務超過」
札幌市内や東京都内で飲食店を運営する「トライアンフジャパン」が、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けていたことが分かりました。民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、約1億5000万円です。 「トライアンフジャパン」は2016年に設立。コロナ禍前は札幌市内に居酒屋「甚平」など4店舗の居酒屋、東京都内ではハンバーガー店「MAVERICK HAMBUGER TOKYO」を手掛けていました。 ピーク時の2018年9月期には約2億円の売上高を計上していましたが、コロナ禍後は集客が大きく落ち込み苦戦を強いられ、店舗の閉店が相次いでいました。 その後も減収が続き連続赤字を計上、債務超過に。2023年9月期の売上高は約1億円にとどまり、2024年1月末に札幌市内の最後の1店舗を閉店。3月6日に札幌地裁へ破産を申請し、5月1日に開始決定を受けていました。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 【速報】創業から半世紀余り…北海道札幌市の漬物業「北一食品」破産手続き開始 負債総額1億8000万円 コロナ禍の巣ごもり需要で回復も原油高など負担増
- ボウリング場や映画館運営「スガイディノス」の持ち株会社が"破産手続き開始" 負債総額は約18億円 2022年の民事再生法申請で事業はすでに譲渡―北海道札幌市
- 【負債総額 約9000万円】北海道産の旬の海産物など扱う札幌市にあるインターネット通信販売「どさんこファクトリー北海道」破産申請へ ピーク時は約3億円売上高も収益面で苦戦し、コロナ禍で業績悪化
- 地元食品スーパーが倒産+大手の合併&統合進み「売り先激減」"地場の青果卸売会社" 関連会社と事業停止→破産手続きへ 負債総額は計約5億円―北海道旭川市
- 「運転手のなり手不足と燃料価格高騰」地裁 運送会社に"破産手続き開始決定"…負債総額は約1億7200万円 冬は除排雪作業も―北海道富良野市