宇瑠寅

＜大相撲三月場所＞◇三日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ 　超スリムな体型で知られる序二段八十枚目・宇瑠寅（式秀）が、自身より倍以上も重い序二段八十二枚目・琴宗形（佐渡ヶ嶽）に勝利した。速攻の“奇策”に館内はざわめき、ファンからは「やるじゃん！」「すごい根性だ」といった声が相次いだ。 【映像】超軽量力士の“奇策”に館内ざわめき 　宇瑠寅は身長165.3センチ・体重61.3キロの超軽量級。先場所に比べて体重が1.3キロ微増したものの、スリムな体型は変わらない34歳のベテラン力士だ。三日目に対戦した琴宗形は身長178.1センチ・体重145.1キロと、実に約2.4倍も重い相手となった。 　だが取組は宇瑠寅の“奇策”が奏功した。立ち合い低い姿勢で相手の懐に潜り込んだ宇瑠寅は、そのまま琴宗形の右足を取ると懸命に攻め立て、一気に土俵の外へと持っていった。足取りの最中、滑って転びそうになるもなんとか耐え、捨て身で攻めた宇瑠寅が見事に勝利すると、館内からはざわめきが湧き起こった。宇瑠寅は今場所初白星となる1勝目。敗れた琴宗形は2敗目を喫した。 　細くて小さな宇瑠寅の作戦勝ちに、ABEMAの視聴者も「やるじゃん！」「知恵相撲」「すごい根性だ」と称賛の声を続々と寄せていた。 （ABEMA/大相撲チャンネルより）