広島市長 道路陥没と雨水管工事の因果関係は「間違いなくある」被害者に補償の考え表明
広島市の松井市長は、今回の大規模な陥没と市の雨水管工事の因果関係を認め、被害を受けた人には今後、補償していく考えを示しました。 【写真を見る】広島市長 道路陥没と雨水管工事の因果関係は「間違いなくある」被害者に補償の考え表明 広島市 松井一実 市長 「少なくとも雨水管を作るための作業を行っていなければ起こってない。そういう意味での因果関係は間違いなくあると思います。決して、自然災害のように人知の及ばぬところで起こった災害ということではない」 松井市長はこのように述べ、今回の陥没と市が行っていた「下水道工事との因果関係はある」として、被害者に補償していく考えを示しました。 工事の請負業者とともに被害状況などを調べ、業者との費用負担の割合を決めていくことになると話しました。 復旧工事が完了するめどについては「未定」としていますが、今回の下水道工事の事業自体は「継続する」と述べました。 広島市 松井一実 市長 「工期全体に大幅な遅延が生じることにはならないのではないか。しっかりと地質調査、1回はやっていると思いますので、慎重に検証しながら進めていきたい」 また、陥没現場から半径50メートルの規制エリアにある約30棟については、建物の危険度判定調査をしていて、安全と判断された建物から順次、規制を解除するということです。
中国放送