AKB48第1回選抜総選挙1位の前田敦子は、俳優として大活躍中

　かつて、AKB48内で圧倒的人気を誇った「神7」。グループ内で毎年、おこなわれていたファン投票「総選挙」で、2009年の第1回、2010年の第2回と、続けて同じメンバーが7位以内に入ったため、その名がついた。 【写真あり】AKB神7のその後 　そのメンバーは、2009年1位の前田敦子（2010年2位）、2位の大島優子（同1位）、3位の篠田麻里子（同3位）、4位の渡辺麻友（同5位）、5位の高橋みなみ（同6位）、6位の小嶋陽菜（同7位）、7位の板野友美（同4位）。 　第1回の総選挙から、2024年で15年の歳月が流れた。全員、グループを卒業した「神7」は、それぞれの道を歩んでいるようだ。 　初代1位で、「不動のセンター」の異名を取った前田は現在、俳優として活躍中。2023年には5本のドラマに出演した。その演技力は多くの映画監督が評価しており、また2022年にはショートフィルムで自ら監督を務めている。現在も、日本テレビ系で放送中のドラマ『厨房のありす』で、主人公の幼なじみを演じている。私生活では、1児のシングルマザーだ。 　第2回総選挙で1位を奪取した大島も、ドラマ、映画、舞台と数多くの作品に出演。NHK連続テレビ小説や大河ドラマでも重要な役どころを担った。2021年に俳優の林遣都と結婚し、2023年1月に第1子を出産した。 　2回連続で3位をキープした篠田は、ファッションモデル、タレントとマルチな才能を発揮。テレビ朝日系で放送中のドラマ『離婚しない男』では、不倫する悪妻を演じている。相手役の小池徹平との濡れ場は、篠田自身がプライベートでも不倫疑惑騒動を起こしただけに、毎回、SNSで《リアルすぎる》などと話題を呼んでいる。騒動後、篠田は離婚し、娘と生活している。 　9回連続で神7入りした渡辺麻友は、歌手・俳優として活動していたが、2020年に芸能界を引退。卒業の翌年2018年、ミュージカル版『アメリ』の日本初演で主人公を演じ、これがミュージカル初主演となった。2019年にはNHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演した。 　初代グループ総監督を務めた「たかみな」こと高橋みなみは、歌手、タレントとして活躍中。現在は『いじめをノックアウト』（NHK Eテレ）に出演し、『ひるおび』（TBS系）、『スイッチ！』（東海テレビ）でコメンテーターを務め、同世代の女性の代弁者としての地位を築いている。2019年、15歳上の一般人と結婚した。 「こじはる」で親しまれる小嶋は、経営者、ファッションモデル、YouTuberと多彩な顔を持つ。経営者としては、自身で創業したブランド「Her lip to」を運営。モデルとしては、ファッション誌『sweet』（宝島社）、美容誌『MAQUIA』（集英社）で活躍している。YouTubeチャンネル「HARUNA KOJIMA’s cat nap」は、登録者数62万超えだ。 「ともちん」こと板野友美は、2021年、東京ヤクルトスワローズの投手・高橋奎二と結婚したことで注目を集め、同年に女児を出産した。「アスリート妻」「ママタレ」として、テレビで顔を見かける機会も多い。2022年、ブランド『ROSY LUCE』を立ち上げ、代表取締役に就任。さらに2023年4月、コスメブランド『peau de bebe』が海外進出を果たした。 　いまだその動向がニュースになるほど、「神7」は特別な存在なのだ。