山本由伸

【MLB】ナショナルズ1－2ドジャース（4月25日・日本時間26日/ワシントンD.C.） 【映像】え、ストライク？ きわどい判定にバッター二度見の瞬間 　ドジャースの山本由伸投手がナショナルズ戦に今季6度目の先発。6回97球を投げ被安打4、7奪三振の好投で無失点とし、今季2勝目をあげた。メジャーデビュー以降、立ち上がりが不安定で早いイニングでの失点が目立っていた山本だったが、この日は鬼門の初回を球審の“ラッキー判定”に救われ、切り抜ける場面もあった。 　山本にとっては鬼門の立ち上がり。韓国で行われたパドレスとの開幕シリーズで喫した5失点をはじめ、これまでに先発した5試合中3試合で1、2回に失点しており、前回のメッツ戦登板後にはドジャースのロバーツ監督もMLB公式サイトに対し「なぜ最初の数イニングだけ（不安定）なのか。なぜ球数が増えて、試合が進むにつれて彼が落ち着くのか分からない。」といったコメントを残していた。 　そんな中、この日の初回は簡単に2アウトを取った後、迎えた3番バッターはオリックス時代の元同僚、メネセス。際どいボールをファウルで粘られると、フルカウントとなって山本が投じた8球目の直球は真ん中からやや低めに外れ、メネセスはこれを堂々と見送った。データサイト「Baseball Savant」での表示でも、ゾーンからくっきり外れているのがわかるものだったが、球審のコールは「ストライク」だった。 　これにはバッターのメネセスも不満顔。ボールと確信し一塁に歩き始めたところでストライクコールがあり、思わず二度見のリアクションを見せていた。この判定にはSNSでもファンから「これはメネセスが可哀想」「由伸ラッキー」「四球くさい見逃し三振」といった反応があった。 　球審のアバウトな判定にも救われ、苦手の初回を三者凡退で切り抜けた山本は、そのまま6回までを無失点で抑える好投。チームも4連勝で、16勝11敗の貯金5とした。 （ABEMA『SPORTSチャンネル』）