伊藤えみ「親が送ってくれた就活用スーツはコスプレに」グラビアDVDを節目でいったん卒業した現在「第2章が始まった」
2004年にデビュー。グラビア、俳優、声優など幅広い活動を続け、今年でデビュー20周年を迎えた伊藤えみさん。今回は芸能界デビューのきっかけや、自身でオンラインショップも運営されているお花のお仕事について伺います。(全3回中の2回) 【画像】「黒い水着が映える」グラビア撮影から、大学卒業式の袴姿まで伊藤さんの貴重なオフショット集(全19枚)
■人と違うことがしたくて芸能界へ ── 芸能界デビューのきっかけを教えてください。 伊藤さん:上智大学在学時にスカウトされたことです。私は三重県出身で大学入学を機に上京したのですが、あのまま三重にいたらできなかった仕事だと思うんです。昔から目立つことや人と違うことをするのが好きだったので、「芸能界っておもしろそう!」と思って、即断即決、芸能界の世界に飛び込むことにしました。
── 最初はグラビアのお仕事が中心でしたよね? 伊藤さん:広告モデル、リポーター、ナレーターなどの仕事も多かったのですが、女子大生のグラビアが流行っていた時代で、水着の仕事もたくさんいただきました。とはいえ最初は「人前で水着になるなんて無理…」と思っていました。でも、やってみたら普段は見たことのない自分が見られたり、キレイにヘアメイクをしてもらえたり、海外ロケでおいしいものを食べたりできて、とても楽しかったんです。
親は、娘がたびたび雑誌の表紙になったりするのがうれしかったようで、グラビアふくめ私の活動を応援してくれていましたが、大学卒業で就職するだろうと思ったのか、大学3年の頃にリクルートスーツを送ってくれたんです。でも就活はしませんでした。結局、そのスーツはグラビアのコスプレで使ったのですが、親もそのような使われ方をされるとは思っていなかったと思います(笑)。 ── グラビアのお仕事が合っていたんですね。
伊藤さん:グラビアは好きですし、なにより感謝しているんです。幅広く活動してきましたが、応援してくださる方のほとんどがグラビアで私を知ってくださったわけですから。30本ものDVDを出させてもらいました。30本というところでキリがいいので、DVDはラストにしたのですが、それ以降も写真集や雑誌の表紙などはやらせていただいています。