東シナ海 監査体制整備に向けて シーガーディアン鹿屋上空を初飛行
鹿児島放送
青森の八戸航空基地を拠点に、海上自衛隊が試験運用している無人機「シーガーディアン」が10日初めて鹿屋航空基地の上空を飛行しました。 ■記者リポート■ 「低い音を響かせながら、シーガーディアンが鹿屋上空に姿を現しました。シーガーディアンが鹿屋上空を飛行するのはこれが初めてです」 「シーガーディアン」は、全長およそ12メートル、胴体の下にあるレーダーで主に海上を監視する無人機です。防衛省は東シナ海での監視体制の整備に向け、鹿屋基地を無人機の試験運用拠点とする方針で、7月以降に鹿屋基地から無人機を東シナ海に飛行させ、警戒監視の検証を行う予定です。 10日の試験飛行では青森の八戸航空基地を離陸した無人機1機が、鹿屋上空を旋回しながら鹿屋基地上空を高度を下げて3回飛行しました。九州防衛局によりますと、鹿屋での無人機の飛行は、去年10月の無人偵察機「MQ9」以来、およそ8か月ぶりです。 11日と12日は、鹿屋基地で離着陸の検証を行う予定です。