古舘伊知郎、70歳誕生日に伝説ライブ「トーキングブルース」完走「48年のしゃべり屋人生を総括」
フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が70歳の誕生日を迎えた7日、東京・六本木のEX THEATRE ROPPONGIシアターでトークライブ「古舘伊知郎トーキングブルース SINCE 1977」の最終公演を行った。 ステージにマイク1本、しゃべりの最高峰と呼ばれる伝説的トークライブ。古舘氏は「俺は70歳の誕生日だよ。古希を迎えて、悪いけど今回のトーキングルブルースは好きなことをしゃべらせてもらう。48年間の俺のしゃべり屋人生を時代時代とともに、総括する。これにつき合ってもらいたい」と宣言した。 「SINCE1977」というサブタイトル通りに、77年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社してから今までを振り返る内容。窮屈だった駆け出しの時代、プロレス実況で個性を爆発させた80年代前半、フリー転身し、F1実況や各局でバラエティーMCを持っていた時代、テレビ朝日系「報道ステーション」のメインキャスターを務めていた時代、「報ステ」卒業後から現在まで…。その時代のおしゃべりのトレンドを、徳光和夫さん、逸見正孝さん、TBSの安住紳一郎アナら象徴的なしゃべり手のエピソードとともに振り返った。 プロレスやF1、TBSの人気特番「最強の男は誰だ! 壮絶筋肉バトル! スポーツマンNo.1決定戦」の実況を再現する場面も。「報ステ」時代の後悔なども赤裸々に語った。クライマックスでは、自らの葬儀を自分の言葉で実況する驚きのパートも。「トーキングブルース」についての思いも語り「70歳になったエポックとして全国70か所を回りきりました。あと18箇所あればトーキングお遍路さんになったのに…」と本気とも冗談ともつかない“未来予知”を放っていた。 徹底した自己対話、内省、客観的な視点によって掘り下げられた圧倒的なしゃべりの分析。2時間20分、水も飲まずに完走し、驚異の70代の幕開けを飾っていた。 なお「古舘伊知郎トーキングブルース SINCE 1977」は8日午後6時よりABEMA PPVで独占配信を予定している。
報知新聞社