西村菜那子、あふれんばかりの「駅伝愛」伝える 初の単独パーソナリティー、文化放送『#ラジオ版西村駅伝』
アイドルグループNGT48の元メンバー西村菜那子(27)が初めて単独パーソナリティーを務める文化放送「#ラジオ版西村駅伝」(月曜午後6時15分)が今月から始まった。幼いころから駅伝に親しみ、将来の駅伝選手、高校、大学の監督らを取材、そして大会を観戦する”駅伝に詳しすぎるアイドル”だ。本紙の取材に応じた西村が、あふれんばかりの「駅伝愛」を語った。 ◆西村菜那子、立教大学の選手らと記念撮影【写真】 「#ラジオ版西村駅伝」は、「かわのをとや スポーツの巣」(午後5時45分)の中のコーナー。西村はNGT時代からオフに合わせて各地の陸上大会に赴き、「将来の駅伝選手をチェックしてました。卒業後は地元長野のテレビ番組や軽井沢ハーフ、佐久平ハーフマラソンなどのMCを担当する機会も増えました」。舞台に出演することもあり、慌ただしい日々と思いきや「私にとって駅伝と関わることは息抜きなんです」と言ってのけた。 駅伝の魅力の1つに「たすきをつなぐ瞬間」を挙げる。「たすきには選手たちのさまざまなドラマ、ストーリーが集約されるから」という。 どうやって情報、ネタを仕入れるのか。「最近はSNSで選手個人が発信している。今300ぐらいフォローしてます」と話し、「私、駅伝だけに特化した別のアカウントを持っていて、それは仕事専用です」と秘めた手法を明かした。 集めたネタの豊富さはマラソン中継で選手の”小ネタ”を披露するスポーツジャーナリスト増田明美さんをほうふつとさせる。これに西村は「実は、増田さん本人に『あなたは第2の増田明美』と言われたことあるんです」と笑顔を見せた。 「私は駅伝ファンが知りたいことを伝える架け橋のような存在になりたい」と語る一方で「夢はいつか『西村菜那子杯』とか大会をプロデュースしてみたいんです。あと陸上選手が(専門以外の)いろんな競技に挑戦する”芸能人スポーツテスト”みたいな大会もいいですね」。 「自身で走ることは?」と聞くと、「私はまったくの運動オンチです。50メートル10秒台(笑)。おいっ子がまだ0歳児なんですが、姉に『陸上選手にしたい』と誘ったら、『ノー』と断られました。西村家に陸上のDNAはなさそうなので…」と苦笑した。 番組は生放送。14日は三大大学駅伝の初戦・出雲駅伝の開催当日の放送だ。 「注目は国学院大。非常にバランスがいい。全6区間で距離も短い。ここで勝つべきで、勝てなければ、次(11月の全日本大学駅伝)がきつくなる」との見方を示し、来年1月の箱根駅伝は「青山学院は例年以上に層が厚い。駒沢大は決して調子がいいとは言えず、青学有利でしょう」と続けた。 ♥西村菜那子(にしむら・ななこ) 1997年8月11日生まれ、長野市出身。2015年、NGT481期生オーディション合格、22年9月に卒業。幼少のころから駅伝好きの両親の影響で駅伝に興味を持つ。駅伝中継の副音声など多数に関わり、23年3月、自身のウェブマガジン「#西村駅伝」をスタート。陸上関連メディア、イベント出演など多数。21年、23年には駅伝テーマの舞台「風が強く吹いている」に出演。特技は4歳から始めたクラシックバレエ。
中日スポーツ