震源の熊本県益城町、電話がつながりにくい状態に
震度7揺れを観測した熊本県益城町などでは、電話がつながりにく状態に。NTT西日本広報室は「発生直後は繋がりにくい状態になったが、システム的な故障は確認していない」としているが、十分に改善しているとはいえない状態が続いた。 熊本県福岡事務所(福岡市中央区)の職員は、情報の把握に努めているが、「益城町の情報はテレビなどの報道で知ることの方が多い。これほどの地震が起きるとは驚いている」と話した。 熊本県庁をはじめ、熊本市や益城町の公式ページもつながりにくい状態に。熊本県庁のホームページは、地震発生から約1時間半たった午後11時現在でも「現在、緊急情報はありません」というメッセージが表示されたままだった。 同町は熊本市の東に隣接するベッドタウンで、人口は約3万人。住宅街と農業地が広がる地域で、古い家屋も多いという。市電などの交通機関が通り、熊本空港や熊本産業展示場「グランメッセ熊本」などの施設もある。