【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
賭けが奏功
世界最大級のヘッジファンド運営会社ミレニアム・マネジメントは、エジプトが通貨切り下げを決めた際に数千万ドルの利益を得たと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ミレニアムのトレーダー、ナビーン・チョッパラ氏は、エジプトが経済危機を食い止めるため通貨の切り下げを容認すると予想。6日のエジプト中央銀行の臨時会合後に通貨ポンドが急落し、チョッパラ氏は約4000万ドル(約59億3000万円)の利益を得たという。同氏は今回の賭けを行う上で、ノンデリバラブル・フォワード(NDF)と呼ばれるデリバティブを利用したと、関係者らは指摘した。
TikTok買収目指す
ムニューシン前米財務長官は、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を中国の字節跳動(バイトダンス)から買収するための投資家を集めている。TikTokについてムニューシン氏は「素晴らしいビジネスだ」とCNBCのインタビューで発言。「米国の企業が所有すべきだ。中国が国内で米国企業にこのようなことはさせないはずだ」と語った。すでに多くの投資家候補と協議しているとしたが、具体的な内容については明言を避けた。
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Shigeki Mori