吉田沙保里超え「121」連勝を記録したレスリング女子53キロ級・藤波朱理選手

◇2023年明治杯全日本レスリング選抜選手権(15～18日、東京・東京体育館) 23年9月に行われる世界選手権への出場をかけ、女子53キロ級の19歳・藤波朱理選手が明治杯・全日本レスリング選抜選手権に出場しました。 【画像】天皇杯女子53キロ級優勝で笑顔の藤波朱理選手 藤波選手は4月のアジア選手権で優勝し、その勝利が自身の公式戦「119」連勝目となり、“霊長類最強女子”吉田沙保里さんの記録に並びました。 16日の今大会初戦となる準々決勝。吉田さんを抜く120連勝がかかります。対戦相手は藤波選手が「倒したいし、倒さないといけない存在」と語る東京五輪金メダルの志土地(向田)真優選手。今回が初顔合わせとなります。 第1ピリオドではバックを取り2点を先制。その後、点を許すものの、フォール勝ちで決めました。 さらにこの日2試合目の準決勝も2分で決め、フォール勝ち。これで公式戦連勝記録を「121」に伸ばしました。この記録には「特に何も思っていない。今は目の前の勝ちっていうか目標を達成することに集中しています」と冷静なコメント。 17日の決勝戦で勝利すれば、世界選手権代表権を手にする藤波朱理選手。決勝に向けては「しっかりと調整して自分のレスリングを思い切ってできるように頑張ります」と意気込みました。 今大会で優勝すれば9月に行われる世界選手権の代表権を獲得。世界選手権でメダルを獲得できれば、パリ五輪の代表枠に内定します。