ガンダム、ブレイバーン、無課金おじさん…今年も開催「ネット流行語」大賞に向け100語ノミネート
ピクシブ株式会社とドワンゴは21日、2024年にネット上で最も注目を集めた言葉を決定する「ネット流行語100」のノミネート作品を発表した。12月18日に開催される表彰式では、両社が運営する「ピクシブ百科事典」と「ニコニコ大百科」の各単語ページのアクセス数をもとに、年間大賞が選出される。 【画像】【一覧】どれくらい解りますか?ノミネート100語まとめ&「あなうめ賞」結果発表
アニメからネットミームまであらゆる「ネット流行語」を網羅
今年のラインナップは、アニメやゲーム、ネットミーム、時事ネタなど、オンライン文化の多様性を反映した幅広い選出となった。アニメ作品からは、2024年1月から放送が開始された『勇気爆発バーンブレイバーン』や、プリキュアシリーズ最新作『わんだふるぷりきゅあ!』が候補入り。 また、耳に残るオープニングテーマで話題を呼んだ『しかのこのこのここしたんたん』や、ウェブ発の人気ブラックコメディ『魔法少女にあこがれて』も選出された。映画分野では、興行収入50億円を突破した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』関連の複数の単語がノミネートを果たした。 VOCALOID関連では、配信後に爆発的な再生数を記録し、複数の記録を打ち立てた『メズマライザー』が注目を集める。また、シンプルなタッチで描かれたドラゴンが惣菜への愛を歌い上げる『好きな惣菜発表ドラゴン』も独特の世界観で人気を博した作品としてリストに名を連ねた。 ネットミームの分野では、「踏めば助かるのに…。」や「チピチピチャパチャパ」、「猫ミーム」といった定番の言葉に加え、アイドルマスターシャイニーカラーズの楽曲『Happy Funny Lucky』から派生した「エビ揉め」が選出された。この「エビ揉め」は、楽曲内の実際の歌詞が別の言葉に聞こえることから生まれた独特のミームとして注目を集めた。
アクセス数を取得できなかった頃には石丸伸二氏が話題に
スポーツ分野からは、あるオリンピック選手がネット上で親しみを込めて呼ばれるようになった「無課金おじさん」が候補入り。このニックネームは、ゲーム用語である「無課金」(ゲーム内で実際の金銭を使用しないプレイスタイル)が、意外な文脈で使用されることで話題を呼んだ。 また、今年は特別企画として「あなうめ賞」が設けられた。これは、ニコニコがサイバー攻撃の影響でアクセス数を取得できなかった6月・7月の期間に流行した言葉をユーザー投票で決定するもので、『石丸伸二』が選出された。投票者からは「SNS戦略で石丸旋風を巻き起こしたりと話題の中心だった」「ネットでのアピールを成功させた政治家として、かなり先進的で歴史的な事例だった」といったコメントが寄せられた。 表彰式は12月18日19時より開催され、ニコニコ生放送で生中継される。式典では、年間大賞の他、2023年と比較してpixivへの投稿が増加したタグから選ばれる「pixiv賞」、ニコニコユーザーによる投票で決定する「ニコニコ賞」、2024年に新たに生まれた注目ワードから選出される「ネット新語賞」なども発表される予定。
編集部 IT/デジタル担当