ロピア北海道初進出 食品スーパー競争が激化
OICグループの東京本部も訪れてみた。取材に応じたロピアの相川博史取締役は「今後4~5年で札幌に20~30店出店したい」と説明。旭川、函館といった都市での展開にも意欲を見せた。また、イトーヨーカドー屯田店を改装して出店する道内1号店について「年内にオープンしたい」と話した。 ロピア進出について、道内の食品スーパー各社はどう考えているのか。コープさっぽろの大見英明理事長は「ディスカウント系のスーパーの競争が激しくなり、再編統合の動きが出てくる可能性もある」としながらも、コープさっぽろとイオン北海道、アークスグループの「3強」が市場を独占する状況は今後も続くとし、この3強の中にロピアが割って入ってくることは「極めて困難」との見方を示した。 平本教授はロピア進出について、「ディスカウント系のスーパーにとっては確かに脅威ではあると思うが、この進出をきっかけに他社との差別化を強め独自性を出すことができれば、ある意味チャンスにもなり得る」と説明。「ロピアと地域が共存できる環境を期待する」とした。 (2024年5月11日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)