司会を務めた（左から）ＴＢＳ・日比麻音子アナウンサーと上白石萌音、特別ゲストの見里朝希さん（Ｃ）ＴＢＳ

　女優上白石萌音（２６）とＴＢＳ・日比麻音子アナウンサー（３１）が司会を務めるＴＢＳ主催の短編映像コンテスト「第２６回ＤｉｇｉＣｏｎ６」授賞式がこのほど東京・赤坂で開かれた。 　

グランプリを獲得した村本咲さん（Ｃ）ＴＢＳ

ＤｉｇｉＣｏｎ６は次世代クリエイターの登竜門といわれ、インディーアニメ業界では大きな影響力を持つコンテスト。アジアの１４の地域と国から１３９３点の作品の応募があり、ＪＡＰＡＮ部門、ＡＳＩＡ部門とグランプリの各賞が発表された。グランプリには村本咲さん（３６）の「パーキングエリアの夜」が輝いた。同作はＪＡＰＡＮ部門のＧＯＬＤ　Ａｗａｒｄも獲得した。 　授賞式後の取材に昨年に続き司会を務めた上白石は「ショートフィルムのそぎ落とされたシンプルさと真っすぐさに強いメッセージを感じた。ショートフィルムだからこんなに楽しい」と話し、「作品をヒントに演技に生かしたい。きょうと明日の私は違うと思います」と感銘を受けた様子だった。 　ＴＢＳ内定者時代からコンテストに関わり１０年の日比アナは「私は心の栄養をもらいに（授賞式に）来ている。仕事へのエネルギー、ナレーションのあり方にも直結する」と語り、「作品はその時代を表すと思う。人と社会のバリエーションの豊かさが魅力」と強調した。 　今回特別ゲストにアニメ「ＰＵＩ　ＰＵＩモルカー」の原案者で第２０回大会で「ＪＡＰＡＮ　Ｇｏｌｄ」を受賞したクリエイターの見里朝希さんを迎え、見里さんが２０１９年にＤｉｇｉＣｏｎ６のオリジナルキャラクターとして描き下ろした「メイルー＆アンリー」のＴＢＳ、アニメーションスタジオ「ドワーフ」、小学館による共同企画も発表された。ディズニー、ピクサー作品で世界的に知られるイラストレーター・上杉忠弘さんによるグラフィックノベル制作も発表、授賞式で特別プレビューが公開された。