オリックスのドラ6古田島成龍が“投げるラオウ”襲名?「顔が似ている杉本選手と対戦してみたい」
オリックスが2023年ドラフト6位で指名したのは、取手松陽高、中央学院大を経て社会人の日本通運でプレーしていた古田島成龍だ。古田島を担当した岡崎大輔スカウトは「気持ちを前面に出した投球スタイルで、MAX152キロのキレのあるストレートと鋭く落ちるチェンジアップが魅力的な投手。1年目からの活躍が期待される即戦力右腕」と期待を寄せている。 11月21日に仮契約を済ませると、「夢でもあったプロ野球の世界に入れるという実感が湧いてきました。自分の持ち味は、強いまっすぐです。そして人を楽しませる能力もあると思っていますので、そういったところもファンのみなさんには見てほしいと思います。将来的には球団を代表するピッチャーを目指して、まずは一年目からチームの戦力になれるようにがんばります!」と笑みを浮かべた。 30日の入団会見で背番号は97が与えられた古田島は、アピールポイントとして「ストレートと縦の変化球のコンビネーションで三振を奪っていくスタイル」を挙げている。参考にしているピッチャーについて聞かれると、「真っすぐは藤川球児さんです。狙っていても空振りやファールをもらえるストレートを目標にしています」と回答。「まずは即戦力として、先発、中継、抑え、どこでも任されたところをこなしていきたい」とポジションにはこだわらない。 また対戦してみたいバッターについて「対戦する機会はないと思うのですが、チームの杉本裕太郎選手です。顔がよく似ているといわれるので、親近感がわいています」と語り笑いをとっていた。また「今まで関わってくださった皆さんに野球のプレーで恩を返すしかないと思っています。オリックスが日本一になれるよう、チームの戦力になっていきます」と即戦力宣言をしてくれたのはとても頼もしい。近年、ピッチャーでは阿部翔太や小木田敦也らが社会人出身で活躍をしているだけに、その輪の中に入っていくことが古田島にも期待される。 取材・文⚫︎THE DIGEST取材班