清水さんがデザインした「花の塔」の図案

　広島市中区の平和大通り一帯などで5月3～5日にある2024ひろしまフラワーフェスティバル（FF）のシンボル「花の塔」のデザインが決まり、20日に実行委員会が発表した。安佐南区の安田女子大2年清水希羽（ののは）さん（20）の図案を採用した。 【写真】今年のフラワークイーン3人 　大きな花の下に丸い笑顔を連ね、両手を挙げているような葉で喜びを表した。新型コロナウイルス禍による中止や縮小を経て、ことしは5年ぶりに5月の大型連休中にパレードを含めフル開催される。清水さんは「幼い頃から好きだったFFが、元通りになるうれしさを込めた」と話す。 　花の塔は高さ8メートルの十二角すい。カーネーションやペチュニアなど色とりどりの約8千鉢を並べて図柄にする。中区の平和記念公園南側の噴水近くに設置し、会期中は頂上部に火をともす。 　デザイン公募には118点が寄せられ、実行委が審査した。次点の佳作には北海道根室市の主婦井嶋友里奈さん（31）、東広島市の主婦荒木知恵さん（56）の図案を選んだ。