福島県内の後継者不在企業45.1% 業種別最多は50.4%で建設業
帝国データバンク郡山支店が20日発表した企業の後継者に関する調査によると、福島県内企業の後継者不在率は45.1%(前年比1.0ポイント減)で、全国平均の52.1%を7.0ポイント下回った。 業種別で不在率が最も高かったのは建設業の50.4%で、不動産業49.5%、サービス業45.9%と続いた。2020年以降の5年間の代表者交代で割合が最も高かったのは「同族承継」の38.2%で、次いで「内部昇格」が34.3%だった。 郡山支店の担当者は「後継者問題に対する代表者の意識改革が成果を挙げているが、高齢代表者など事業承継を望まないケースも多く不在率の改善は鈍化する可能性がある」としている。
女性社長は7.4%
郡山支店は県内企業の女性社長に関する調査結果も発表。女性社長の割合は7.4%で、全国平均の8.4%を1.0ポイント下回った。
福島民友新聞社