【ソフトバンク】FA権行使の甲斐拓也 残留か移籍か判断ポイントは「捕手評価」
ソフトバンクの甲斐拓也捕手(32)が13日、球団事務所を訪れ、国内FA権行使の手続きを行った。 報道陣の取材に応じた甲斐は「FAを行使するという話をさせていただきました」と話し、「自分の野球人生においてもこのタイミングだけだなと思っていた。大きな決断にはなると思うんですけど、いろんな話を聞いてみたい」と行使に至った思いを語った。 思いが強いのは「捕手」としての評価だ。甲斐は「捕手として今までやってきたことをどれだけ評価してくれるか、これからどのように捕手としてやっていくのかを明確にできれば」と話し、「これからがまたある意味、(野球人生の)見せどころなのかなとも思っている」と胸中を明かした。 ホークスからの思いももちろん受け取っている。「今までやってきたことをすごく評価していただいて、提案をしてもらっている。もちろん、そこ(残留)も含めて」と両にらみの姿勢を見せた。 甲斐は楊志館高から2010年育成ドラフト6位でホークスに入団。13年に支配下選手登録を果たすと、17年には103試合に出場して正捕手の座をつかんだ。21年の東京五輪、23年のWBCで日本代表に選出され、世界一に貢献。今季は119試合に出場し、打率2割5分6厘、5本塁打、43打点の成績を残し、2年ぶり7度目のゴールデングラブ賞を獲得した。 15日に解禁となるFA市場。鷹の正捕手がどのような決断を下すのか、注目される。
東スポWEB