「てつたま」オリジナル制帽誕生秘話! ファンの温かい気持ちが詰まった珠玉のワッペン
広島ニュースTSS
鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。 【野川キャスター】 皆さん、2か月ほど前から私のこの帽子が変わっていたこと、お気づきでした? このオリジナル制帽誕生の裏には、ある物語があったのです。 それでは… 【野川アナ・ディレクター】 「野川さん」 「あー、お疲れ様です」 「お疲れ様です。実は『てつたま』にこんなものが届きまして」 「こんなもの?なんだろう。あら!ちょっと素敵なワッペン」 「視聴者の方からおそらく帽子の」 「これね。毎週これでお届けしておりますけれども、ええ嬉しい。欲しかったんですよ、番組の。どうします、これ?帽子に。じゃあここに貼って行っちゃいます?なんかせっかくですから、帽子を新しくしたいですよね」 「作っちゃいますか?」 「作れるんですか?」 <プロジェクトX風のナレーション> てつたまオリジナル制帽の製作は、1枚のワッペンから始まった。 <過去のVTR> 「今、雪のシーズン終わって…あっ!飛んだ!」 ことあるごとに、空に舞うTSSライクのロゴマーク…それもそのはず、紙で印刷したものを野川私物の制帽に貼っただけ、予算が足りなかった。 ワッペンを手に入れ、我々は制帽の製作に向け、動き始める。 製作者の元を訪ねた… 【野川キャスター】 「えー、岩国駅が…。JR西日本が設定している『広島シティーネットワーク』の西端。 西のね、ここまでですよ。というエリアに入っているというところですけども。 まあそんな岩国駅から来てですね。 こう山沿いの閑静な住宅地ですよ。 素敵なエリアですけどもね、この辺りだと伺ってきました。あ!こちらです」 <インターホン押す> 【ワッペンの製作者 大橋久美さん・野川キャスター】 「あー!」 「お世話になります。今日伺ったのはですね。こちら!こんな素敵なワッペンを作っていただいて、ここからどんどんストーリーが広がって行こうとしているのですけども。 どうしてこれを作ろうと?」 「まあ『予算がなくて(オリジナルの制帽を)作れませんよ』って話をちょっとお伺いしたので、『じゃあ作ってみようかな』っていう形で」 「もう緊縮財政でやっていこうというところで」 「まあ、(てつたまの)大ファンでもありますので」 「ありがとうございます」 「はい」 <プロジェクトX風のナレーション> 「ワッペンはいかにして誕生したのか…」うん?あ、このテイストはもういい?分かりました。いつも通りのてつたまで行きましょう!」 【大橋久美さん・野川キャスター】 「普段から裁縫はよくされるんですか?」 「はい。趣味で、たしなむ程度なんですけど、やりたいなって言う時だけ。 はい、ちょこちょこって縫ってる程度です」 「気持ちが乗った時に作ってらっしゃると。今回だから気持ちをのせてくださって」 「はい、だいぶのせました。モリモリで」 「ありがとうございます。岩国の母とお呼びしていいでしょうか?」 「はい、もう息子だと思って作っておりましたので。普段はこういった花類が多いですね。 刺繍して袋にしたりとか、ポーチにしたりとか」 「今回番組のロゴを作って頂くにあたっては、こちらも試作といいますか、こうデザインを描いていただいて?」 「大きさがわからなかったので、とりあえずこういった、野川さんのイメージを見ながら、この位の大きさかなと思って縫ったんですよ」 「こちらの画像を参考にしていただいたんですか?これ!青系の糸がたくさん見えますね。 こちらの中から選んで作ってくださったんですか?」 「そうですね。色々な青があるんですけど、たぶん元になった青の方が薄いと思うんですね。 でもつけた時に、さわやかなイメージが持てたらいいなと思って、ちょっと濃い目の映える青にしてみました」 「なるほど。私にまったく足りない爽やかさをこのブルーと、このロゴのすっきりさで見せていただいて」 「とても楽しいコーナーなので、私も鉄道には関心はなかったんですけど、でも見ているうちに『あー、こういう見方があるんだな』とか、いろいろ勉強させてもらってます。 今度自分でもね、ちょっと電車に乗って、行ってみたいなと思ったりしてますね」 「久美さん、今回作っていただいた、こちらのワッペン。新しい帽子に使わせていただいてもよろしいでしょうか?」 「お願いします」 「ありがとうございます。ちょっと素敵な帽子と合わせて、このコーナーの唯一無二の大事な役者として大切にさせていただきたいと思います」 「はい」 とはいえ一体どこでオリジナルの制帽を作ることができるのか?これまでのつてを頼りにたどり着いたのは、あの『いとや』でした。 【いとや 第一営業部 笹井良太 係長・野川キャスター】 「ちょっとですね、制帽を作ってもらいたいなと」 「まあ、作業服や事務服なんかも取り扱っておりますので、何でも」 「色んな作業服やユニフォームなんかも作ってらっしゃる?」 「そうですね。一応オリジナルの制帽を作ることは可能でございまして。あとはオリジナルのジャケットやパンツ」 「一緒にちょっとその下もみたいなお話になった時は丸々お願いできるぐらいの?」 「はい、対応可能でございます」 「ちょっと夢が広がりますね」 『いとや』といえば学生服ですが、実は企業用のユニフォームも取り扱っています。 生地や色を自由に組み合わせて鉄道会社のような制帽を作ることができるんです。 【いとや 第一営業部 笹井良太 係長・野川キャスター】 「今回コーナーの視聴者の方からこちら。ワッペンをですね、送って頂きまして。このワッペンをいただいたからには、帽子もちょっと立派なのを作りたいなと思って。ブルーと白を基調にしている番組といいますか?なので、これが合う色にしたいなと」 「でしたら、やっぱり基調はこちらにあるような青の色を基調にしたものが合うんじゃないかなと思います」 「結構鮮やかな感じのブルーですね」 「そうですね」 「シュッ!おー、いいですね」 「ありがとうございます」 「いいですね。やっぱりちょっと気持ちが高鳴りますね。これね。本物はやっぱり違いますね。これね。この中で番組カラーのブルーに近いものになると、どのあたり」 「180、250のこの辺りの色になるのではないかなと思います」 「このあたりですね」 「はい。あとアレンジとしては、こういった銀のテープや、あとはこういう金線なんかを帽子に巻くことが」 「これ、あれですね。駅長さんであったりね、助役さんの帽子にはこうピーンと金のね、ラインが入ってたりしますが、その部分」 「そうです」 「束になってみると、またちょっといいですね。なんかマハラジャの衣装を見てるかの様なですね。これをこの辺りにこう巻くイメージ。私に足りない華を、この金線で追加したいなと」 「1本でも2本でも、もう好きなだけつけることが可能です」 「もう好きなだけなんて…」 「ディレクターから質問:金線1本だと?」 「1本だと助役さんとかですかね?なので…よくあの出発進行でこう出発式なんかね、されるような駅長さんは2本。なんかそう考えると、なんか急におこがましい気持ちにすごくなってきてですね」 かくして皆々様の協力あって、てつたまオリジナル制帽は誕生したのでした。 <スタジオ> 【野川キャスター】 大橋久美さん、視聴者の方ですけれども、本当にありがとうございます。帽子「いとや」さんも本当にありがとうございました。 【コメンテーター:木村文子さん】(女子100mハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー) 「“てつたま”ファンの人たちがすごく思いを込めて作ってくださっているなと思うんですけど、“てつたま”が始まる前、始まった当初、こんなことになるとは思いませんでした」 家から私物の制帽を持ってきて、そこに紙でぶらっと貼り付けていましたけどね。 皆さんに支えられて3年目に突入することができました。ありがとうございます。装いを新たにこれからもお届けしていきたいと思っております。
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