Omoinotake、チェ・ジョンヒョプ出演『Eye Love You』主題歌に抜擢!「韓国で僕たちもいつかライブを」
日本のスリーピース・バンドOmoinotake(オモイノタケ)の新曲「幾億光年」が、1月24日(水) に配信リリース。二階堂ふみ主演、韓国俳優チェ・ジョンヒョプが出演するドラマ『Eye Love You』の主題歌に起用されている。 【写真】『Eye Love You』主題歌に抜擢!Omoinotakeインタビュー公開 本作のために書き下ろされた「幾億光年」は、どんなに遠い距離や、長い時間に隔たれても、決して褪せることのない愛しい人への不変の想いを歌ったラブソング。藤井怜央、福島 智朗、冨田 洋之進に作品への想いや興味のある韓国カルチャーについて話を聞いた。 距離と速度をテーマにしたラブソング ――新曲「幾億光年」のコンセプトについて教えてください。 福島 智朗(以下、福島):どれだけ遠く離れていても、どんなに時間が流れても決して色褪せない想いを歌ったラブソングになっています。サビの頭の部分の「どんなスピードで 追いかけたら また君と 巡り逢えるだろう」という部分にもあるのですが、速度というのが一つのテーマとなっていて、時が止まっている状態から感情などがどんどん動き出して再生していく物語、そんな想いが軸になっています。 ――ドラマ『Eye Love You』のために書き下ろされた楽曲となりますが、主題歌に決まった時のお気持ちを教えてください。 藤井 怜央(以下、藤井):めちゃくちゃ嬉しかったです。ドラマの設定を聞いた時に、まず設定がすごく面白かったですし、韓国俳優のチェ・ジョンヒョプさんが出演されるということで、Netflixで世界配信もされますし、日本にとどまらずたくさんの方に観ていただけるドラマになるだろうなと思いました。世界の人にも聞いてもらいたいなという思いも持ちながら作っています。 ――とても素敵な歌詞ですが、スムーズに進んだのでしょうか? 迷った部分などはありましたか? 福島:サビだけは歌詞が先に出来ていて、あとはなかなか できなかったですね。歌詞を読んだだけで、意味が分かる様な曲にしたいなと思っていたので、色々なフレーズを試行錯誤して組み合わせて、パズルみたいな感覚でした。聞く方によって色々なとらえ方ができる作品になれたらうれしいです。 ――完成した詩の中で、藤井さん、冨田さんが印象的な箇所、好きなフレーズはありますか? 藤井:僕は2番のAメロの「囁けばさ 届けられた距離」と、「どうしてかな 離れている方が 言葉 溢れだすのは」という部分が好きで、いや、本当にそうだよなっていうところを強く感じました。 冨田 洋之進(以下、冨田):サビの「どんなスピードで 追いかけたら また君と 巡り逢えるだろう」という言葉がすごく心に響くというか。なるほどって腑に落ちる感覚がありました。 数々の主題歌を担当「まずはその作品のファンになること」 ――距離を感じさせるようなフレーズに、遠距離とか日韓での恋愛というところを意識されたのかなと感じたのですが。 福島:物理的な距離の部分も意識して歌詞を作りました。ただ、ドラマが進んでいくに従って色々な歌詞の感じ方をしていただけると思うので、それも楽しみです。 ――今回は歌詞と楽曲どちらを先に作られたのですか? 藤井:サビだけ作詞先で、それ以外はメロディが先です。 ――歌詞には切ないフレーズが多く、曲調は爽やかというバランスも絶妙に感じました。 藤井:明るいけど切なさも含んだ曲調がドラマに合うと感じたので、ABメロは爽やかに進んでいきますが、サビではよりエモーショナルになるメロディを作りました。切ない歌詞には切ない曲調で、というものをOmoinotakeとしては今まで作ってましたが、そこの方向性が同じ方向ではないものにトライするのはすごくやりがいがありました。 ――これまでも様々な作品の主題歌を担当されていますが、作品の雰囲気に寄り添うために意識していることはありますか? 福島:まず、その作品のファンになることですね。ありがたいことに、これまで関わらせていただいた作品はどれも素晴らしい作品ばかりで、自然にファンになっていましたが、自分たちがファンでいないとその魅力は多くの人に伝えられないかなと思います。曲単体で聞く人もたくさんいらっしゃると思いますが、その作品と一緒に曲を思い出す方も多いと思うので。主題歌を担当するからにはまずは感動させないと、そこから先に広がっていかないとも思うし、視聴者と同じ目線で「ここでこの曲が流れたら良いな」という視点を持つことも大事だなと思います。 ――本作もそうですが、Omoinotakeが主題歌を務めた『チェリまほ The Movie ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』や『ブルーピリオド』は海外人気も高いですよね。 福島:YouTubeにアップしているMVのコメント欄にはたくさんの言語があふれていて嬉しいですね。『幾億光年』にも日本語のコメントはもちろん、韓国語や様々な言語のコメントがいただけたら本当に嬉しいです。 ――ドラマへの期待はいかがですか? 今後の展開で楽しみにしていることを教えてください。 福島:対照的な2人の恋愛が描かれていて。心が読めるが故に自分の殻にこもっている侑里(二階堂ふみ)さんと、太陽の様に明るいテオ(チェ・ジョンヒョプ)さんの掛け合いが、台本を読んでいるだけですごくキュンキュンしていたので、俳優さんが実際に演じられているのを見たらすごいことになるんだろうなと思いますね。 藤井:台本を読んだだけで面白いのに、演技が加わって映像で見たらどんな感じになるのだろうと楽しみです。素晴らしい演技をされるお2人だと思うので、きっとすごく引き込まれるのだろうなと期待しています。 冨田:僕も2人に同じくで、素敵なお話と演技の融合を楽しみにしています。あとはこの『幾億光年』という曲が、映像を通してどの様に聴こえてくるのかも待ち遠しいです。 ――テオは真っ直ぐに愛情表現をしていきますが、皆さんは同じ様なタイプですか? それとも遠回りに伝えるタイプですか? 藤井:僕はまっすぐに伝えるタイプです。テオさんほどではないですが(笑)。 福島:僕は遠回しです。遠回しに遠回しに。 冨田:僕も遠回しです。最終的にもう言わないまであります。 ソウルでのライブ体験「観客の盛り上がりに感動」 ――好きな韓国ドラマや映画があれば教えてください。 福島:映画は『パラサイト 半地下の住人』すごかったですね。 藤井:『パラサイト 半地下の住人』俺も観た! 福島:あとは是枝監督の『ベイビーブローカー』も気になります。ドラマはあまり観る習慣が無いのですが、『愛の不時着』と『梨泰院クラス』『イカゲーム』はさすがに観ました。面白かったです! チェ・ジョンヒョプさんが出ている『無人島のディーバ』を韓国ドラマ好きの知り合いに激烈にオススメされたので、絶対観ようと思っています。 藤井:僕も『愛の不時着』は観ました。詳しくないのですが、これから色々観て行きたいと思います。 冨田:僕はまず家の中にほとんどいないですよ。ほとんどキャンプなどのアウトドアで外にいるので、ドラマや映画のことについて言えなくてすみません。韓国カルチャーといえば何だろうと考えた時に、今韓国のメーカーのアウトドアギアにイケているものが多くて。Helinox(ヘリノックス)など、オシャレなデザインも多いので個人的に注目しています。 ――アウトドアブランドが来ているとは知らなかったのですが、素敵ですね。 藤井:あとは、K-POPがこれだけ世界的な話題になってるので、聴くことが増えました。BTSのJUNG KOOKさんのソロとか楽曲もすごくカッコ良いですし、アッシャーとコラボしたりしていてすごいなと思います。 福島:おばあちゃんがもう韓国大好きで。家に行くとずっと韓国ドラマを観ていますし、BTSのポスターもたくさん貼ってあって。今80歳くらいなのですが、K-POPって本当に老若男女に愛されているんだなあと思います。『Eye Love You』も日本のドラマですが韓国俳優さんが出ているのですごく喜んでくれると思います。 ――韓国に行ったことはありますか? あれば好きな場所、なければ行ってみたい場所を教えてください。 藤井:去年の夏にプライベートな旅行でソウルに行きました。もうひたすら食べまくって。色々なものを食べて、どれも美味しかったですけれど、サムギョプサルが一番思い出に残っていますね。あと、日本の音楽が大好きな方がやっているソウルのカフェにも行ったんですが、日本語も上手でJ-POPもめちゃくちゃ詳しくて、そういう交流も面白かったです。 冨田:僕は行ったことないのですが、やっぱり食が気になりますね。自然も綺麗だと思うので、何回か行くことが出来たら森に行くのも良いかも。 福島:行ったことがなくて、すごく行ってみたいですね。梨泰院に行って、『梨泰院クラス』のモデルになったバーも行きたいですし、韓国競馬も行ってみたい。 藤井:その旅行の時に一度ライブハウスに行って。インドのR&Bシンガーのライブだったのですが、お客さんの 上がりっぷりがもうすごくて。感動したので、これを自分たちで体感したいなと思いました。 それぞれがセトリを担当する東名阪ツアー ――Omoinotakeのライブが韓国で行われたらすごく楽しそうです。「春の大三角ツアー 2024」が3月からスタートしますね。 藤井:東名阪で3公演あるんですけど、それぞれの公演のセトリをそれぞれ3人で決めます。大体いつもは基本的に僕が大元を作って、みんなで話し合いながら決めるのですが、僕以外の2人が原案を持ってくるとどんな風になるのかっていうのがまず楽しみです。 福島:まだ何も決めていません。 冨田:まだ時間があるから大丈夫なはずです。 冨田:やっぱり「ライブの最後にはこの曲だよね」みたいなものがあって、そういった定番が出来ていくのは嬉しいことなのですが、今回は新鮮なセトリが楽しめると思うので楽しみにしてください。 ――2024年もはじまったばかりですが、今後やりたいこと、チャレンジしたいことを教えてください。 福島:『幾億光年』が空をモチーフにしていたりするので、野外など夜空で演奏出来たら良いなと思いつつ、海外のライブやってみたいですね。3年くらい言ってはいるのですが。知り合いのバンド、アーティストも海外で演奏している人が多いのでOmoinotakeとしてもチャレンジしたいです。 藤井:個人的には去年韓国に行ったこともあって、韓国料理にチャレンジしたいですね。チヂミとかがやっぱり楽なんですかね? キムチは難しいかなあ。 福島:参鶏湯とかは? 良い感じに手がかかっている感じがします。 冨田:カンジャンケジャンはどお? 食べたことがなくて食べてみたくて、僕がカニを釣ってくるので、それを使って作ってもらう。 藤井:作れるかなあ、難しそう(笑)。 (取材:中村梢 / 撮影:朝岡英輔) ■リリース情報 ●Omoinotake「幾億光年」1月24日 Digital Release ●Single CD 「幾億光年」2月28日 Release ・初回生産限定盤【CD+Blu-ray】三方背スリーブケース仕様 AICL-4548~4549/2,530円(税込) ・通常盤【CD】 AICL-4550 / 1,100円(税込) <収録内容> 【DISC1 CD】*初回生産限定盤/通常盤 1. 幾億光年(TBS系 火曜ドラマ『Eye Love You』主題歌) 2. アクトレス 3. 幾億光年(Instrumental) 4. アクトレス(Instrumental) 【DISC2 Blu-ray】*初回生産限定盤のみ Omoinotake ONE MAN TOUR 2023 Ammolite 2023.10.6 @Zepp DiverCity (TOKYO) 1. Blessing 2. Ammonite 3. 夏の魔法のせいじゃない 4. 渦幕 5. トートロジー 6. 幸せ 7. オーダーメイド <早期予約特典 抽選権利付きカートURL>
Kstyle編集部