待ちに待った初夏の味覚! 森町特産「甘々娘」本格収穫スタート
トウモロコシの栽培が盛んな森町で24日、特産品種「甘々娘(かんかんむすめ)」の本格的な収穫が始まった。同町谷中の遠州森鈴木農園では初夏を告げる採れたてのトウモロコシが直売所に並び、早朝から大勢のファンが買い求めた。 【動画】初夏の味覚!森町特産「甘々娘」収穫開始 町内最大規模の約16万平方メートルでトウモロコシを栽培する同農園では午前4時半ごろから収穫作業を開始。従業員が手際よくもぎ取り、直売所の前に昨日午後7時から列を作って購入を待ち望むファンに初日は約2万本を販売した。午前1時から並んでいるという浜松市の運送業野中祐助さん(40)は「毎年の楽しみ。今年も家族や同僚に配っておいしくいただきたい」と笑みを浮かべた。 抜群の甘みと粒の柔らかさが特徴で、市場に出回りにくい希少性から県内外に根強いファンが多い。鈴木弥社長によると、「今年は寒暖差があるため糖度がしっかりと乗り、例年よりも甘く仕上がった」という。 町内のトウモロコシの収穫期は7月いっぱい続く見通し。収穫期には例年、盗難被害が相次ぐことから、袋井署やJAが警戒を強化する。
静岡新聞社