ルクレール、打倒レッドブルに自信アリ?「フェラーリがプレッシャーをかけるられるようになるのは時間の問題」
フェラーリは、F1開幕戦バーレーンGPではカルロス・サインツJr.が、第2戦サウジアラビアGPではシャルル・ルクレールが3位表彰台を獲得したが、ルクレールは2戦連続ワンツーフィニッシュを飾ったレッドブルに追いつくことができると自信を持っているようだ。 【動画】F1サウジアラビアGP 決勝レースハイライト 両レースでポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2番手からスタートしたルクレール。開幕戦でリタイアし、レースペースの問題でレッドブルに対抗できなかった昨年と比べて、はるかに幸先の良いスタートを切ったと言える。 サウジアラビアGPでフェルスタッペンに18秒もの差をつけられたことは落胆すべき要素にも見えるが、ルクレール自身は昨年よりフェラーリが前進していることに勇気づけられており、レッドブルにプレッシャーをかけられるようになる兆候があると考えている。 「ポジティブなレースだった。僕たちは正しい方向に少しずつ進んでいると思う」 そうルクレールはサウジアラビアGP後に語った。 「この6、7ヵ月を振り返ってみると、僕たちは最も進歩したチームだし、少しずつ差を縮めている」 「まだ差はかなり大きいけれど、この調子でいけば、レッドブルにプレッシャーをかけられるのも時間の問題だろう」 一方でルクレールは、第3戦オーストラリアGPに開幕2戦と同じようなパッケージで臨むことから、短期的に大きく前進することはないとも語った。 「メルボルンでは、新しいものはあまりないと思う。だから今の自分たちのパッケージを最大限に活かすことでいい仕事がしたい」 「そこが僕たちの現状なんだ。クルマに新しいパーツが装着されるたびに、僕たちがどんなステップを踏んで前進していくのかを見守る必要があるだろう。そうすればレッドブルに近づけると思う」 そうした進歩がどこからもたらされるのかという質問に、ルクレールは次のように答えている。 「モータースポーツの世界では、コンマ3秒や4秒というのはとても大きな差だ」 「しかし、マシンのすべてのパーツに目を向けて1パーツあたり0.010秒の進歩があれば、それはそのままゲインにつながる」 「ここ数ヶ月で、僕らが最も改善したチームになれたのは、僕らが非常によく働いてきたからで、それを続けていくしかない。どのエリアに取り組むべきかははっきりしている」 「僕らの瞬間は必ず来ると確信している。レッドブルがどんなアップグレードを用意しているかはわからないけど、それが僕らがいつ彼らと肩を並べることができるかを決めるだろう」
Filip Cleeren