ドジャース打線を３者連続で空振り三振に抑え、ほえたビエイラ（ＡＰ）

◆米大リーグ　ドジャース３―９ダイヤモンドバックス（４日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） 　ダイヤモンドバックスのチアゴ・ビエイラ投手（３１）が４日（日本時間５日）、敵地・ドジャース戦で６点リードの９回に４番手で登板し、圧巻の３者連続三振で、２戦連続で試合を締めくくった。 　２０２０～２２年に巨人に所属し、２１年には５６試合で１９セーブを挙げたビエイラ。ＮＰＢ最速記録となる最速１６６キロを誇る剛速球右腕は、７番・テーラー、８番のＥ・ヘルナンデス、代打・ビジオを３者連続で空振り三振。最後は胸たたいてほえる日本のファンにもおなじみのパフォーマンスを見せた。この日の最速は９９・７マイル（約１６０・５キロ）だった。 　大谷との対戦はならなかったが、２戦連続ドジャース戦で無失点。「良かったよ、特に相手がこのチーム（ドジャース）だったから、モチベーションが上がったよ。この機会を与えられてうれしく思っている。毎日はとても特別なものなので、一瞬、一瞬を楽しんでいきたい。毎日、その日が最後の日になるかもしれないという思いでやっている」と振り返ると「イチニチイチゼン！　アキラメナイ！」と巨人時代に同僚から習ったという日本語を口にした。 　さらには桑田真澄コーチ（現巨人２軍監督）への感謝の思いを「すごく良かった。自分のことをとても助けてくれたので、非常に感謝している。日本での３年間はいろんなことを学んだよ。だから日本で学んだことをアメリカに持ってきたいと思った。試合への準備の仕方とかね」と口にすると、さらには「阿部さん大好き」と英語で口にし、「アベサン、スバラシイ！　スゴイネ！」と日本語で阿部慎之助監督への思いも言葉に乗せていた。