梅雨時の無病息災願う紫陽花祭 和歌山・熊野那智大社
和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で14日、アジサイの花を神前に供えて自然の恵みに感謝し、梅雨時の無病息災を願う恒例の「紫陽花祭」が営まれた。冠にアジサイの花を飾った巫女が大社の拝殿でアジサイの小枝を手に神楽を奉納した。 大社では1960年ごろからアジサイの栽培が始まり、境内にある「紫陽花園」や参道にはガクアジサイやヤマアジサイなど色とりどりの十数種約2千株が植えられている。多くが見頃を迎え、紫陽花園は今月末まで一般公開される。 男成洋三宮司(69)は「参拝の方々の幸せと健康をお祈りした」と話した。