立民、内閣不信任案提出 裏金問題、首相夜に会見
立憲民主党は13日、岸田内閣に対する不信任決議案を衆院に提出した。政権中枢を直撃した自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を踏まえ「内閣に正当性がない」(泉健太代表)と判断した。安倍派幹部の萩生田光一政調会長は、14日にも岸田文雄首相(党総裁)に辞表を提出する意向を固めた。パーティー収入のキックバック(還流)を受けたと指摘されている。関係者が明らかにした。 「次の総裁」…2位河野氏、3位小泉氏、首相は5位 共同世論調査 11月
不信任案には日本維新の会と共産党が賛成を明言し、国民民主党も賛成する方向。午後の衆院本会議で与党の反対により否決され、臨時国会は閉幕する。首相は夜に記者会見し、裏金問題への対応を説明。安倍派の松野博一官房長官ら4閣僚を14日にも交代させる方向で調整している。事実上の更迭となる。 萩生田氏の辞表提出は、政調会長として関わった与党税制改正大綱、予算編成大綱がまとまる14日以降となる見通しだ。 首相は13日、自民の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと党本部で会談。不信任案への否決方針などを巡り協議したとみられる。