二刀流レーサー川上真吾が競輪選手を引退へ 初日は白星で場内沸かす「プロレス界に心置きなく移籍できるように」
松戸競輪場で行われているナイター競輪「第10回ニコ生チャリチャンC(F2)」は12日に最終日を迎える。チャレンジ選抜に出走する川上真吾(37歳・東京=98期)に話を聞いた。 プロレスとの二刀流アスリートだった川上真吾。次走は月末の川崎のあっせんが入ってはいるが、この松戸で引退を決意している。 「今回は弟子(平川雅晃)もいたし、ここでやめようと決意しました。悔いもないし、まずは無事に走り切ることを第一に頑張りたい」と前検日に話していた。 初日は鐘4角からカマシで快勝。割れんばかりの大歓声で場内を沸かした。勝負の準決勝は惜しくも4着で決勝進出は叶わなかった。 「精一杯、出し切るレースで終わりたいですね。心置きなくプロレス界に移籍できるように。これからはお客さんに戻って競輪を楽しみたい。まだ確定ではないけれど、(競輪の)お仕事ももらえそうなので」 最終日は4レース(16時42分発走)に出走。ラストランは悔いのない熱い走りで締め括ってほしい。(アオケイ・松野記者)