ダルビッシュ有、古巣戦で5回まで1安打投球 5回2死まで完全 勝てば日米通算200勝王手
◆米大リーグ パドレス―ドジャース(12日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) 【写真】特注のくじらデザイン ダルビッシュの母の日グラブ パドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、本拠地ドジャース戦に先発。5回まで1安打投球を続けている。 この日は母の日。ピンクのグラブでマウンドに上がった右腕。古巣の強力打線に対し、初回は3者凡退の立ち上がり。その裏に味方から2者連続ソロで2点の援護をもらった。 2回から4回も最速96・4マイル(約155キロ)のツーシームにスイーパーなど多彩な変化球を織り交ぜ、ドジャースを翻弄した。5回は先頭のT・ヘルナンデスを空振り三振、5番・マンシーは右飛。6番・パヘスに四球を与え、5回2死で完全投球は途切れた。続く7番のE・ヘルナンデスには初安打となる右前打を許したが、2死一、二塁でロハスを中飛に仕留めた。 この日はドジャース・大谷翔平投手(29)が腰の張りのためベンチスタート。今季3度目の対戦が試合開始から実現することはかなわなかった。この日の試合前に取材に応じた大谷は先輩と対戦できず「(同地区で)今後もあるとはいえ、少ないチャンスではあると思うので、楽しみにはもちろんしてました」と肩を落としていた。 ダルは首の張りによる負傷者リスト(IL)から復帰した4月30日(同5月1日)のレッズ戦から2連勝中。3連勝となれば、日米通算199勝となり、偉業達成に王手がかかる。
報知新聞社