【速報】「絶対行かんといてな」「はいはい」事務局長が“偽名”でライバル陣営出入り…維新から出馬予定だった弁護士が会見
次の衆議院選挙・京都4区で、日本維新の会からの立候補を予定していた、松井春樹さん(26)が26日、会見を開きました。 松井さんをめぐっては、選挙事務所の事務局長を務めていた男性が、偽名を使って、同じ選挙区選出の北神圭朗衆院議員の事務所に出入りしていたことがわかっています。 事務所などによりますと、その男性は去年12月ごろから半年間、北神議員の事務所のボランティアスタッフとしてポスターの貼り替えや支援者への電話などの作業をしていたということです。
◆出入りしていたのは小学校の同級生
きょうの会見では、松井さん本人から経緯などについて詳しい説明がありました。 偽名で出入りしていたのは小学校の同級生で、出入りしていることを認知したが止めることはできなかったと話しました。松井さんが止めると、事務局長は「ばれへんって、大丈夫」という反応だったといい、「絶対行かんといてな」「はいはい」といったやり取りになったということです。 松井さんは去年12月の街宣前後と今年3月の計3回止めたということです。 ただ、事務局長は松井さんにとって依存度が高かったといい、「政治活動をはじめて、最初からいるメンバーで、議員以外というのは彼しかいなかった」「関係を断ち切るという判断をすべきだったが、それが出来なかった」と話しました。
◆「勉強目的と興味本位、ゲーム感覚があったのではないか」
なぜ、他陣営に出入りしたのか、と聞かれると「ほとんど連絡が取れていなく、推測になるが・・」と前置きをしつつ、「勉強目的と興味本位、ゲーム感覚があったのではないか」と話しました。 “ゲーム感覚”の理由について問われると松井さん、「立憲民主党の学生部にも出入りしようとしていたから」と述べました。
◆「脇の甘さ、未熟さがすべての原因だった」
いっぽう松井さんから「指示はしていない」と述べ、入手した名簿などの情報の活用は「ないと考えてもらっていい」としました。 松井さんは「脇の甘さ、未熟さがすべての原因だった」と述べ、同じ選挙区の北神圭朗衆院議員とその関係者、自らの支持者らにお詫びしました。 そして9月20日付で男性を解任、自らも日本維新の会を離党して、衆議院選挙にも立候補しないとしました。