巨人・萩尾匡也、慶大の大先輩から登場曲「オリジナルスマイル」を〝継承〟 スタンドで「歌ってくれたらうれしい」
【球界ここだけの話】スタンドからの大歓声が、打席に向かう背番号「12」の力になる。巨人・萩尾匡也外野手(23)は今季自身の登場曲を変更し、国民的アイドルグループで2016年に解散したSMAPの名曲「オリジナルスマイル」を採用。登場時に手拍子とファンの歌声も聞こえてくるが、さらなる〝ボリュームアップ〟をひそかに期待した。 【写真】慶応大学時代の萩尾匡也 応援タオルを手に笑顔 「歌ってくれたらうれしいですけどね。(記事に)書いてもらったらもっと歌ってくれますかね?(笑)」 チームでは坂本勇人内野手(35)がGReeeeN(現GRe4N BOYZ)の「キセキ」、大城卓三捕手(31)FUNKY MONKEY BΛBY’Sの「あとひとつ」で打席に向かう際には球場全体が大きく盛り上がる。場内に流れる音楽は途中で止まるが、ファンがサビの最後までアカペラで歌いきる光景が多く見られる。2年目外野手の出囃子が、これらに次ぐものになるかもしれない。 萩尾が使用する同曲は、慶大の大先輩で巨人で活躍し監督も務めた高橋由伸氏(49)が現役時代に使用していた。同氏が今年2月の宮崎キャンプに訪れた際に「使っていいか聞きました。そしたら全然いいよと言ってもらいました」と確認を取ったという。22年10月のドラフト会議で巨人から2位指名を受けて入団が決まった後、正式に大学野球生活を終えてから一緒に食事にも行ったという2人。今季はシーズンに入ってから「まだ勉強だと思うし目の前の結果にとらわれすぎず、今年一年はしっかり思い切ってやればいいんじゃない」と助言も受けている。選曲の理由は「(高橋氏へのリスペクト)もちろんそれもあります」としつつ、「僕がもともとSMAP好きだったのもあって。お姉ちゃんがSMAP好きで、小さい頃から一緒によく見ていて自然と聞くようになっていた」と明かした。 試合前の円陣で声を張り上げるなど、チームの元気印となっている萩尾。座右の銘である「笑門来福」にぴったりの一曲で打席に向かい、東京ドームのスタンド中を幸せにする弾丸アーチに期待したい。(原田優介)