ロシア原潜、キューバに寄港 軍事力誇示
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【6月13日 AFP】原子力潜水艦を含むロシア海軍の艦艇4隻が12日、米フロリダ(Florida)半島の南端からわずか145キロに位置するキューバの首都ハバナに到着した。米ロの緊張が高まる中で軍事力を誇示する形となったが、キューバによれば、原潜に核兵器は搭載されていないという。 5日間の日程で寄港しているのは原潜「カザン(Kazan)」、フリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ(Admiral Gorshkov)」の他、石油タンカーと救助船兼曳船の計4隻。 AFP特派員は、ロシア国旗を掲げたタンカー「パシン(Pashin)」と救助曳船が12日早朝に入港したと伝えた。 ロシア国防省はインタファクス通信を通じて出した声明で、艦隊はハバナに入港する前に「高精度ミサイルの発射演習を完了した」と述べた。「今後数日間、艦隊の乗組員は多くの儀礼に参加する」としている。 米国防総省のサブリナ・シン(Sabrina Singh)副報道官は記者団に対し、「われわれはもちろん真剣に受け止めているが、これらの演習は米国にとって脅威にはならない」と語った。(c)AFPBB News