後発薬、業界再編求める報告書案 安定供給へ集中改革期間
ジェネリック医薬品(後発薬)の安定供給に向けた産業構造の在り方を議論する厚生労働省の有識者検討会は24日、業界再編や企業間の連携・協力を進めて生産性向上を図ることなどを求める報告書案を会合に示した。5年程度を集中改革期間とし、品質管理体制の確保や人材育成をするよう提言している。 報告書案によると、後発薬企業の不祥事が2020年以降に相次いだのを端緒に医薬品の供給不安が続いている。 課題解消に向けては、ある程度大規模な生産や品質管理の体制構築が有効な選択肢だとし、企業間の合併・買収(M&A)や資本提携といった業界再編の手法を挙げた。