アンジュルム佐々木莉佳子、横浜アリーナで涙の卒業公演「自分の選択に悔いはありません」
女性アイドル集団、ハロー!プロジェクトの11人組、アンジュルムが19日、横浜アリーナで全国ツアーの最終日を迎え、佐々木莉佳子(23)が卒業した。 【写真10枚】ステージでパフォーマンスを披露するアンジュルム・佐々木莉佳子 1万2000人のサイリュームが揺れ動き、会場がメンバーカラーの黄色1色に染まる中、佐々木のソロダンスでライブはスタート。「楽しい! 前夜、眠れなかった。本当に攻め攻めなセットリストになっているので、皆さん最後までついてきて」と呼びかけ、自ら中心となって選曲した24曲をメンバーと激しく歌い踊った。 アンコールではグループ名にちなみ、天使をイメージした純白の衣装で1人ステージに登場。「君だけじゃないさ…Friends」を涙ながらに歌い上げ、ファンやメンバーに向けた手紙を読み始めた。 「3月11日は、今でも、これから先も、忘れることはありません。光がなくなってしまったからこそ、自分が誰かの光になりたい! そう強く思い、私のアイドルとして生きていく人生がスタートしました」 宮城・気仙沼で生まれ育った佐々木は小学3年のとき、東日本大震災で自宅が流され被災。ふさぎこむ姿を見かねた父の薦めで地元でアイドル活動を始め、モーニング娘。11期オーディションで落選するも、2013年にハロプロ研修生に抜てき。翌14年にスマイレージ(同年アンジェルムに改名)のメンバーに昇格した。 それから10年。「私は皆さんを照らす太陽であり、皆さんが照らしてくれるからこそ生きられるヒマワリだと思っています」。もがきながらも乗り越え、思い描いたアイドル人生を歩んできた。「自分の選択に悔いはありません。心からありがとうございました。皆さん、愛してます」と頭を下げ、万雷の拍手と「莉佳子コール」を浴びながらステージを後にした。 佐々木は今後も女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルなど芸能活動を続ける。