【プレビュー】中日ドラゴンズ中田翔に本拠地で一発は生まれるか、横浜DeNAベイスターズ度会隆輝に注目ほか | セ・リーグ | プロ野球
広島東洋カープ vs 東京ヤクルトスワローズ
マツダスタジアムでの本拠地開幕戦は、昨季大ブレイクを果たした床田寛樹が先発マウンドに上がる。自身初の2桁勝利となる11勝に加え、防御率2.19はリーグ3位という安定したピッチングでひと皮むけた左腕は、13登板で防御率1.80と相性抜群の同球場で今季の初登板初勝利を目指す。 5位に終わった昨季からのリベンジに燃えるヤクルト。開幕カードは2勝1分けと上々のスタートを切ったが、山田哲人が開幕戦の走塁中に足を負傷し、9回に登板して1失点の田口麗斗は調整が必要との判断でいずれも登録を抹消になるなど、いきなり主将と守護神が離脱という緊急事態に陥っている。また、マツダスタジアムは昨季1勝1分け11敗とヤクルトにとっては正に鬼門で、チーム一丸となって広島で勝てないジンクスを打ち破りたい。そのヤクルトで新たに大きな力となっているのが、新加入の西川遥輝。かつて盗塁王に4度輝いた韋駄天は、楽天の戦力外を経て新天地に活躍の場を求めた今季、開幕カードから11打数4安打と結果を残している。“野村再生工場”の魂を受け継ぐヤクルトでは過去に小早川毅彦、鈴木健、坂口智隆といった選手が華麗に復活を遂げた例があり、実績十分の西川にもそれに続く再生の物語を期待したい。