世界の若者がヒロシマを学ぶ ICANアカデミー
広島テレビ放送
被爆地・ヒロシマで世界の若者が核兵器や安全保障について学ぶ研修が、13日から始まりました。 研修には、核保有国のアメリカや中国をはじめ14の国と地域から20人の若者が参加しています。県と核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が世界で活躍できるリーダーの育成を目的に実施。研修の冒頭で、ICAN国際運営委員の川崎哲さんは、日本被団協のノーベル平和賞受賞に触れながら参加者に語りかけました。 ■ICAN 川崎哲 国際運営委員 「間違いなく、みなさんは被爆者と直接話ができる最後の世代です」 ■ アメリカからの参加者 「アメリカで育つと、広島で起きたことに一方的な見方をしてしまう。被爆者の経験を共有することはできないが、被爆者の言うことをできる限り取り上げたい。」 参加者たちは、ガイドの案内で、原爆ドームや慰霊碑などを巡りました。また、原爆資料館も見学し、展示物に見入るなど被爆の実相に触れていました。 ■ICAN ティム・ライト 条約コーディネーター 「私たちは、広島・長崎で何が起きたかを学ぶ必要がある。(被曝者が訴えてきたたように)核兵器が再び使われる前に、完全になくさなければいけない」 研修は、16日まで実施され、14日は被爆者や広島で平和活動に取り組む若者との交流も予定されています。 【2024年11月13日 放送】