J2ブラウリッツ秋田の吉田謙監督の熱血メッセージに反響が寄せられた　撮影：中地拓也

　J2ブラウブリッツ秋田を率いる吉田謙監督の今季最終戦でのロッカールーム映像が“熱い”と反響を呼んでいる。 ■【動画】「熱い!!熱い男だ!!」「かっけぇよ謙さん」「感動の涙が止まりません」と話題! J2秋田の“熱血”吉田謙監督の今季最後のロッカールーム映像■ 　1965年にTDKサッカー部として創設され、2010年に現クラブ名となってJFL昇格、2014年にJ3参入を果たした秋田は、吉田監督の就任初年度の2020年にJ3優勝を飾ってJ2昇格を果たした。以降、決して強化費、戦力に恵まれていないながらもチーム一丸の戦いを続け、今季はクラブ過去最高成績となるJ2リーグ10位（15勝9分け14敗）で終えた。 　その今季最終戦となった11月10日の本拠地ソユースタジアムでの藤枝MYFC戦、今季の戦いを象徴するような粘り強い守備を見せて1-0勝利を収めると、試合後のロッカールームで吉田監督が口を開いた。 　開口一番、選手たちを前に「ど真剣に、ひたむきに、ありえないほど泥臭いサッカーをやってくれて本当にありがとうございました!」と頭を下げた吉田監督は、「秋田県って…」と日本最少という秋田県のサッカー人口の少なさを挙げながら、秋田のサッカーを盛り上げるためには何が必要かを説いた。そこで「ひた向きで全力は（サッカーを）やったことのない子どもたちに絶対に伝わる。本気、本心、本音は、子どもの心を動かす」などの熱弁を振るい、選手たちの頑張りを称えている。

■「漢　吉田謙。グッとくるものがある」

　この吉田監督の“熱血メッセージ”をクラブ公式エックス（旧ツイッター）が「全ては愛する秋田のため」と題して公開すると、SNS上には心を震わせ、胸を熱くさせたファンから次のようなコメントが寄せられた。 「熱い!!熱い男だ!!」 「かっけぇよ謙さん」 「感動の涙が止まりません」 「漢　吉田謙。グッとくるものがある　だから選手はついてくるんだね…」 「地域創生、サッカーの役割、アツい想い、心に響いた。」 　吉田監督は1970年3月1日生まれの現在54歳。アスルクラロ沼津で指導者キャリアをスタートさせると、秋田の監督就任後は自らが掲げた「秋田一体」「攻守一体」のスローガンそのままのチームを作り上げながら結果を残し、11月13日には来季の監督続投が発表された。来季も秋田の“熱いサッカー”を見ることができそうだ。