ヘンリー王子&メーガン妃、自分たちの「影響力」を世界に再認識させる...? カナダ訪問が大きな後押しに
2020年の王室離脱以来、ヘンリー王子とメーガン妃を巡っては、オプラ・ウィンフリーのインタビューからヘンリー王子の回想録『Spare』、チャールズ国王の戴冠式出席など、さまざま騒ぎが収まってはまた出ての繰り返しだった。しかし夫婦は、2月上旬の3日間にわたるカナダ訪問で、自分たちが世界の注目を集めるパワーカップルであることを、改めて世界に再認識させたようだ。 【写真】終始、手つなぎでイチャイチャ...。 メーガン妃&ヘンリー王子のカナダ訪問中のベストショット インヴィクタスゲーム(負傷した退役軍人たちによる国際競技大会)は、ヘンリー王子が、かねてより最も大事にしてきた理念のひとつ。2025年の大会まで1年に迫ったことを祝い、先週カナダ各地のコミュニティセンターでイベントが開催された。王子は「この数日間は非常に特別なものでした。皆さん一人一人が、毎日私たちをインスパイアしてくれました」と述べた。
ぎっしりと詰まったスケジュールの中で、カナダのブリティッシュコロンビア州ウィスラー、スコーミッシュ、バンクーバーを訪れた夫妻は、来年の大会に備え、障害者ウィンタースポーツを習得した退役負傷軍人たちや、カナダの先住民族ファーストネイションの人々と会った。 どこへ行っても、事前に計画された入念な予定表より遥かに長い時間を過ごしてしまう様子は、いかにもヘンリー王子らしい。例えば、ウィスラー・ブラッコムのスキー場では、アスリートたちと15分過ごす予定だったのだが、結局のところ王子はメンバー全員と話し(座位で行うシットスキーにもトライした)ため、45分滞在。ウィスラー・スライディング・センターでは、ボブスレーのスケルトンを1度だけ試す予定が、それでは済まず、繰り返しトライする様子も見られた。 今回、夫妻に同行したインヴィクタスゲーム経験者のマイク・ブージョワは次のようにコメントしている。 「夫妻にはもちろんキッチリとした予定表があるので、我々はそれに従ってスタンバイし、行動に移すわけですが、ヘンリー王子の目に止まった軍人がいると、予定表はもはや問題ではなくなります。王子は膝をつき、アスリートの目を見て、真剣な表情で彼らの話を聞いていました」 ブージョワは、今回のイベントのアンバサダーを務めており、2020年にはオランダ、ハーグで開催された同大会で妻ロリーと、カナダチームのメンバーとして戦った経験もある。 「私たちは何者でもありません。インヴィクタスゲームとその財団を支える仕事をする1000人のうちの1人に過ぎませんが、公爵は私たちのことをしっかりと憶えてくれていました。ヘンリー王子は、私との何気ないやり取りや、軍人としての経験を憶えていて、1~2年後に再会した時にも、当時の会話をふらっと持ち出すのです。かなり驚きます」 さらに「もちろん彼らは、毎日どういう人と接触するか事前にブリーフィングを受けているでしょう。ですが、会話のニュアンスや詳細は誤魔化せません。彼らの素晴らしさや影響力を表現するとしたら、会話をした一人一人が、自分の存在を認めてもらえた気持ちになるという点にあるかもしれません。どこからも取り残されず、取るに足らない存在でもない、そう思わせる力があるのです」と続けた。