『カーリングの神様』©2024『カーリングの神様』製作委員会会

　本田望結が主演を務める本木克英監督作『カーリングの神様』が、長野県北佐久郡御代田町でクランクインを迎えた。 【写真】『ポプラの秋』以来の映画主演となる本田望結 　本作は、人生の岐路で彷徨い悩む少女たちがカーリングを通して未来に踏み出す姿を描いたオリジナル脚本による劇場用映画。『超高速！参勤交代』でブルーリボン賞作品賞、『空飛ぶタイヤ』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した本木が監督を務める。 　風光明媚な小さな町、長野県御代田町。経営難の民間のカーリング場を残したいという強い想いを抱える女子高校生たちがその再建に立ち上がる。最初はチームを作ることすらままならなかった彼女たちの情熱は、やがて周囲の大人たちも巻き込んでいく。そして彼女たちは、「御代田町で行われることになったカーリングの国際大会のエキシビジョン競技会への出場」という目標を見出す。果たして、かつてのチームメイトが所属する強豪チームを下して勝利を手にすることはできるのかーー。 　チームのエースとなる“スキップ”のポジションを担う主人公・清水香澄役を『ポプラの秋』以来の映画主演となる本田が演じる。本田と高校生カーリングチームの“リード”の中澤優芽役を泉智奈津、“セカンド”の牛山沙帆役を白倉碧空、バイススキップとも呼ばれる“サード”の工藤実乃梨役を長澤樹がそれぞれ演じる。 　1998年の長野オリンピックから正式種目となったカーリング。12月13日、その聖地とも言える長野のカーリングホールみよたとその周辺で撮影が幕をあけた。この日の御代田町の気温は最高で8度、最低マイナス1度。冬晴れの寒い一日。好天に恵まれた中、外でのトレーニングシーン、4人が出逢い、チーム結成なるか、というシーンなどが撮影された。厳しいスケジュールながらも、和気あいあいとした雰囲気でこの日の撮影を無事に終えることができたという。そして、2日目からいよいよ氷上での撮影が始まる。  　あわせて公開されたメイキング映像では、長野県北佐久郡御代田町撮影地でクランクインを迎えた本田、泉智、白倉、長澤の姿が捉えられている。 　本田はコメント映像で、「練習をみんなで一緒に頑張りましたので、リアルな映像をみなさんにお届けできると思います」と自信をみなぎらせる。 　本木監督は、「面白い映画になるんじゃないかなと思います」と意気込みを語っている。 コメント 本田望結（清水香澄役） 『カーリングの神様』で主人公 清水香澄を演じさせていただく本田望結です。3歳からフィギュアスケートを習っており、カーリング選手とは同じリンクを使用して、練習を共にしてきました。この作品のお話をいただき、初めてフィギュアシューズではなく、カーリングシューズでリンクに入りました。氷に立った瞬間のあの怖さで、3歳の時父の手にしがみつきながら初めてリンクに入った時を思い出しました。カーリングと出会い、カーリングと共に成長する女の子たちを、是非劇場で観ていただきたいです。本木克英監督と谷本佳織さんのタッグ作品に携われるこの時間を噛み締めながら、皆様に素敵な作品をお届けできるよう、チーム一丸で挑みます！ 本木克英（監督） この映画に関わるまでカーリングがこれほど奥深いスポーツであることや、長野県御代田町で盛んなことも知りませんでした。本田望結さんを始め、若く柔軟な出演者を通して、その魅力と真髄を観客の代表として伝えられたら嬉しいです。