「甚大な影響及ぼす」4病院再編で医師会が仙台市に要望 赤十字病院の名取市移転で医療機能低下に懸念
仙台放送
宮城県が主導する4病院の再編構想を巡り、仙台市医師会は2日、移転する仙台赤十字病院周辺地区の医療機能低下を防ぐため、対応案を早急に示すことを県に求めるよう、仙台市に要望しました。 要望書を提出したのは仙台市医師会です。要望書で医師会は太白区八木山の仙台赤十字病院が県立がんセンターと統合し、名取市に移転することが決まったことで「八木山地区の病院と診療所の連携体制などを損なう」と懸念を示しています。その上で「新たな医療機関の設置」など、医療機能の低下を防ぐ具体的な対応策を早急に示すべきだとして、県に強く申し入れるよう市に要望しました。 仙台市医師会太白ブロック 今村幹雄代表幹事 「医療をカバーする施設がないと、これはもう甚大な影響を及ぼすということで、(県と仙台市で)ぜひ協力してもらって医療施設を作るように進めてもらいたい」 仙台市 郡和子市長 「きょうのご要望については大変重く受け止めているところです。この件についても話し合いが必要になってこようかというふうに思います」 仙台赤十字病院とがんセンターが統合する新病院は、名取市植松地区で2030年度に開院する見通しです。
仙台放送