生誕100年、越路吹雪の衣裳展がエンパクで開催 こだわり詰まったドレスやアクセサリーなど展示
東京・早稲田大学演劇博物館の春季企画展「生誕100年 越路吹雪衣装展」が、4月25日から8月4日まで同館2階 企画展示室にて開催される。 【写真】越路吹雪が後年の「ロングリサイタル」で着用したイヴ・サンローランのドレス。 1924年生まれの越路吹雪は、戦後の宝塚歌劇団で男役トップスターとなり、退団後は「王様と私」「屋根の上のバイオリン弾き」「アプローズ」「結婚物語」など主にミュージカルで活躍したほか、シャンソン歌手として「愛の讃歌」「サン・トワ・マミー」などをヒットさせた。 一方、越路は幼少期よりファッションに興味を持ち、宝塚歌劇団所属時代には“ベストドレッサー”と称された。中原淳一が創刊した少女雑誌「それいゆ」「ひまわり」にも登場し、服へのこだわりを語っている。1953年のフランス旅行以来、フランス・パリの舞台とファッションに刺激を受けた越路は、後年の「ロングリサイタル」にてイヴ・サンローランやニナ・リッチなどのオートクチュールドレスを舞台衣裳とした。 越路の生誕100年を記念する本展では、舞台衣裳、アクセサリー、ポスター、写真、雑誌などから、越路の軌跡と共に、彼女のこだわりや美意識が紹介される。入場は無料。 ■ 早稲田大学演劇博物館 2024年度春季企画展「生誕100年 越路吹雪衣装展」 2024年4月25日(木)~8月4日(日) 東京都 早稲田大学演劇博物館 2階 企画展示室