特急、新型「やくも」デビュー JR岡山駅と出雲市で出発式典
JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)で6日午前、特急「やくも」の新型車両「273系」デビュー記念式典がそれぞれ開かれた。現行車両に比べて揺れを軽減する国内初の仕組みを導入。カーブの多いルートで、乗り心地の改善が期待される。式典後、両駅から列車が出発、2駅間での運行が始まった。 JR西日本の佐伯祥一山陰支社長は出雲市駅での出発式で「乗り心地の改善された新型車両をさまざまな場面で利用してほしい」とあいさつした。 前後の座席間隔を新幹線並みに広げたシートや、子連れ客らに座敷仕様になる座席も整備。クリーム色を基調とした従来型「381系」から、鮮やかなブロンズ色に一新した。