貴景勝、横綱昇進目指し始動 「やるべきこと全うする」
大相撲九州場所(12日初日・福岡国際センター)で2場所連続優勝を狙う大関貴景勝が1日、福岡県篠栗町の常盤山部屋で稽古し、横綱昇進へ向けて始動した。てっぽうやバーベルを使ったトレーニングなどで鍛え「感覚は悪くない。巡業も終わり、自分の思い通りの稽古ができる。一番良い形で臨めるよう、やるべきことを全うする」と力強く語った。 相撲を取る稽古の再開については「体が良い具合に張ってきたら」と話した。今年は両膝の負傷で2場所休場しただけに、まずは土台づくりに時間を割く意向だ。 重圧のかかる横綱昇進へも「抜くところは抜き、集中する時はしっかり集中すれば良い」と落ち着いた表情で話した。