「10年間で出荷量6倍」 近未来の工場がフル稼働 今注目のブロッコリースーパースプラウト
2024年は野菜の価格が乱高下していますが、食卓の救世主として注目されている野菜があります。 【写真を見る】「10年間で出荷量6倍」 近未来の工場がフル稼働 今注目のブロッコリースーパースプラウト 栄養価が高く価格が安定、出荷量の倍増を目指し山梨県北杜市の工場がフル稼働して生産している野菜とは!? 北杜市明野町にある国内最大規模の植物工場です。 西垣友香キャスター: 「ご覧ください。宇宙船の中のような近未来の工場です。たくさんの装置の中で作られているのがブロッコリースーパースプラウトです」 村上農園は6月から工場をフル稼働させ、発芽3日目のブロッコリーの新芽ブロッコリースーパースプラウトを1日最大10万パック生産し東日本に出荷しています。 特徴は解毒力や抗酸化力を高めるとされる「スルフォラファン」が高い濃度で含まれていることです。 その量はブロッコリーの20倍で、1パック50gにブロッコリー1kg分が詰まっています。 調理せずに食べられる手軽さと健康志向の高まりに加え、1パック200円前後と価格が安定していることで関心が高まっているといいます。 村上農園広報マーケティング室 室長代理 松井真実子さん: 「(出荷量が)過去10年間で6倍にも成長している。この工場の出荷量も6月から順調に伸び、昨年の同時期に比べ1.8倍になっている」 スーパーのオギノは6月下旬の売上が前年の同じ時期の1.5倍になり、2日も買い物客が次々とカゴに入れていました。 好調を受けて村上農園は1年後に北杜市の工場の年間生産能力を倍増させ、年間7000万パック作れるよう準備を進めています。 村上農園広報マーケティング室 室長代理 松井真実子さん: 「よく噛むことで(スルフォラファン)の吸収率がアップする。加熱すると吸収率が下がるので、できれば生でよく噛んで召し上がっていただけたら」 ブロッコリースーパースプラウトが梅雨時の食卓を彩ってくれそうです。
テレビ山梨