23年複勝回収率はJRA所属騎手トップの173%! “穴男”水口優也騎手が重賞初Vへ根岸S参戦
デビュー15年目の水口優也騎手が、根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)のフルム(牡5、栗東・浜田多実雄厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。 【写真】フルムこれまでの軌跡 水口騎手は10年デビューの32歳。川須栄彦騎手や高倉稜騎手と同期となる。デビュー時は美浦の加藤征弘厩舎に所属していたが、3年目の12年7月に栗東へ移籍。決して騎乗回数が多いわけではないが、昨年はJRA所属騎手でトップとなる複勝回収率173%をマーク。穴ジョッキーとして一部のファンの信頼を得ている。 根岸Sの相棒はフルムだ。過去22戦のうち、20戦で手綱をとっている勝手知ったるパートナー。近走はワンパンチ足りないレースが続いていたが、前走のコールドムーンSで待望のオープン初勝利。勢いに乗って、昨夏のプロキオンS(10着)以来、2回目の重賞チャレンジとなる。 水口騎手はJRAで通算73勝。しかしながら重賞は28回騎乗して、17年CBC賞のセカンドテーブル、21年函館記念のアイスバブルの2着が最高となっている。ここで悲願のタイトル獲得となるか。人馬一体の走りで、水口優也の名前を全国に知らしめてほしい。