10日にかけ大雪恐れ 福島・磐越道では「予防」通行止め、鉄道にも影響
国土交通省と気象庁は8日、強い冬型の気圧配置により本州の日本海側を中心に大雪が降り、交通障害が起きる恐れがあるとして、不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。気象庁によると、10日ごろにかけて強い寒気が流れ込み、9日を中心に東北南部の日本海側と北陸、岐阜県で降雪が強まる恐れがある。福島県内では8日午後8時ごろから、磐越道で交通障害を防ぐため早めに通行規制する「予防的通行止め」が行われた。現在は解除されている。 ネクスコ東日本によると、通行止めされた区間は磐梯熱海インターチェンジ(IC、郡山市熱海町)ー安田IC(新潟県阿賀野市)間の上下線。これに併せ、並行する国道49号の一部区間でも通行止めが実施された。こちらも9日午前0時に解除されている。 通行止めの状況はネクスコ東日本や東北、北陸の両地方整備局のホームページで確認できる。 予防的通行止めは昨年2月、磐越道いわき三和ー郡山東IC間上下線などでも実施された。
会津では降雪70センチ予想
福島地方気象台によると、会津では9日も大雪になる所がある見通しで、浜通りの海上では、9日朝から夜遅くにかけて雪を伴った強い風が吹く見込み。9日午後6時からの24時間降雪量は多い所で、会津の山沿いで70センチ、平地で50センチ、中通りの山沿いで40センチ、中通りの平地や浜通りの山沿いで20センチと予想されている。 また8日の県内は鉄道にも影響が及び、JR只見線は会津川口ー大白川間で午後1時過ぎから終日運転を見合わせた。計6本が運休し、約100人の足が乱れた。磐越西線も3本が運休、4本に最大約1時間20分の遅れが生じ、約600人に影響した。 9日も遅れや運休が発生する可能性があり、JR東日本は運行情報に注意するよう呼びかけている。
福島民友新聞社