GW直後は、おトク旅のチャンス!「シニア割」で行きたい、外国人に魅力がまだ知られていない穴場の旅先とは?
GWに観光地を旅しても、交通費は高いし人が多すぎてうんざり――少しだけ時期をずらして、ぶらりと旅に出てみよう。 【マンガ】「長者番付1位」になった「会社員」の「スゴすぎる投資術」の全容 前編:飛行機代が8割引き、新幹線代が4割引きになるって知っていましたか!? ――GWでも使える旅の裏技「シニア割」が凄すぎるでは、航空機のシニア割の凄さを紹介したが、後編ではその他のシニア割も見ていこう。
入会方法は簡単
鉄道はどうだろうか。飛行機と違って、当日ではなく早いうちに安価に予約できるので、旅の計画が立てやすい。 節約アドバイザーの和田由貴氏が注目するのは、JRグループ6社が共同運営する会員組織「ジパング倶楽部」である。 「きっぷを購入する際に会員手帳を提示することで、日本全国のJRきっぷが3回目まで2割引き、4~20回目までは3割引きになります」 入会方法はそれほど煩雑ではない。 (1)満65歳を過ぎたら、入会申込書を、電話やみどりの窓口などで請求する (2)届いた入会申込書から払込取扱票を切り離し、年会費3840円を郵便局などで振り込む (3)入会申込書に必要事項を記入し、入金の証明書と氏名や生年月日がわかる健康保険証などのコピーと、「ジパング倶楽部事務局」宛に郵送する (4)会員手帳やガイドブックが届けば入会が完了 片道や往復で計201km以上を利用する場合に割引料金が適用される。
50歳からでも使える割引
北陸新幹線は3月16日に金沢―敦賀間が延伸開業した。ジパング倶楽部を利用して東京から敦賀まで新幹線で行く場合、料金1万5830円の初回から2割引きで約3200円のトクになる。 「東京から乗り換えなしで福井に行けるので、とてもラクに旅ができるようになりました。途中の芦原温泉駅で降りてゆっくり温泉に浸かり、近くの東尋坊を訪れるのもよいし、福井駅からは永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡、昨夏にリニューアルオープンした恐竜博物館も気軽に観光できます」(前出・鳥海氏) ただし、東海道新幹線の「のぞみ」や山陽・九州新幹線の「みずほ」の特急料金は割り引かれないことに注意したい。 JR東日本の新幹線にさらにおトクに乗りたい人は、「大人の休日倶楽部ジパングカード」(年会費4364円)で払おう。 「JR北海道とJR東日本の運賃が何回でも30%引きになるうえに、全線が5日間乗り放題になるきっぷ『大人の休日倶楽部パス』が買えたり、会員限定の格安ツアーに参加できるなどの特典もあります」(前出・和田氏) たとえば東京駅から新函館北斗駅までの普通運賃2万3430円と比べると、7000円ほど安くきっぷが買える。 JRの主な駅にある入会申込書でも申し込めるし、専用のウェブサイトを利用すれば、最短1週間でカードが届く。あとはJRの駅にある自動券売機やみどりの窓口で列車を予約するだけだ。 「50歳から入会できる『大人の休日倶楽部ミドルカード』もおススメです。割引率は5%ですが、先に述べた特典もついてきますし、頻繁に電車に乗るなら持っておいて損はありません」(和田氏) 50歳から適用されるシニア割も増えていると語るのは、節約アドバイザーの丸山晴美氏だ。 「たとえば、JR東海の『50+』は50歳以上の利用客専用の宿泊付き旅行商品です。東京から京都に1泊するプランは2万5000円ほどから見つかります。新幹線で単純に往復するより約3000円も安いのに、宿泊もできるんです」 関西圏に住むシニアなら、50歳以上で入会できるJR西日本の「おとなび」の会員制度(無料)を活用したい。会員限定の「おとなびWEB早特」では、新大阪―博多間の「のぞみ」などが2割引き、「こだま」が4割引きで乗車できる。