涼やかな見た目とやさしい風「越前和紙のうちわ」職人が手作り 越前市今立地区で最盛期【福井】
福井テレビ
越前市の今立地区では、夏に向けて越前和紙を使ったデザインも涼しげなうちわが作られています。 竹内慶行記者: 「夏といえば、うちわ。今立地区では、越前和紙を使ったうちわが作られていて、製造のピークを迎えています」 五十嵐製紙では、毎年5月ごろから手すきの越前和紙を使ったうちわを製造しています。工程は、最初にベースとなる紙をすいてうちわの型に流し込み、次に模様をつけて乾燥させます。そして、竹製の骨組みに糊付けして貼り付け、1本のうちわが出来上がります。 この工程を、職人が一つ一つ手作業で丁寧に仕上げていきます。また、絵柄は夏や涼しさを感じる花火やスイカ、金魚などのデザインとなっています。 職人は「普通のものと違って、和紙と竹製のうちわは風がやわらかい。見た目からも涼しさを感じてほしい」と話しています。 製造は8月ごろまで続けられ、シーズンに約2000本が作られるということです。うちわは大・中・小とあり、五十嵐製紙や越前和紙の里・パピルス館などで販売しています。
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