「家が汚い…」と思われないために、来客前に絶対やるべき3つのこと
入ってから出るまで様子を写真に撮ってみる
家の中を写真に撮ると客観的に見られるので、普段は何気なく生活している部屋でも気になるところを見つけることができます。ゲストが通ったり、過ごしたりする場所を写真に撮ってみてください。玄関は置物がごちゃごちゃと並んでいませんか? 来てすぐに手洗いをしてもらう洗面所に水垢がついていませんか? 改めて写真で確認すると、気づくことがあると思います。 あるアンケートでは「人の家に行ったときに思わず見てしまう場所」という質問に対して、1位の答えは「トイレ」だったという結果があります。せっかくリビングやキッチンをきれいにしても、トイレが汚いと台無しになってしまうかもしれませんね。汚くなってしまいがちな場所だからこそ、来客のときにはきれいにしておきましょう。もしかしたらトイレはゲストが使わないかもしれませんが、そういうところまで気を配っておくことがおもてなしにもつながります。
子どもの目線でもチェックしてみる
子どもの見える場所は、大人とは少し異なります。例えば、玄関で靴を脱いだり履いたりするときに、小さな子は座ることが多いです。そのとき、靴箱の下にゴミやホコリがあったりすると目立ってしまい、子どもは正直なので「汚い」ということをすぐに大人に教えてくれるかもしれません。ちょっと恥ずかしい思いをする前に、きれいにしておきたいものです。 また、子どもがおもちゃやゲームで遊ぶとき、引き出しや棚を遠慮なく開けるでしょう。パーティーのときなどは、大人もおしゃべりに夢中になっているので、気づいたら中のモノをあれこれ引っぱり出しているなんてことも考えられます。遊ぶ可能性のあるモノは子どもが取り出しやすい場所に移動させておきましょう。遊ぶ前に、子どもたちと「遊んだモノは片づける」ということを約束しておくといいですね。興味が次々と変わるので、1つのおもちゃを出しっぱなしで次のおもちゃを出すのではなく、1つずつ片づけてから遊びを変えるようにしてもらうと後片づけも楽に終わります。 来客時の片づけポイントを一度洗い出したら、次もそこに気をつければすぐに片づけは完了します。「人を招くこと」を、家を片づけるための有効な方法の1つとして、ホームパーティーごと楽しんでしまいましょう。 【PROFILE】西崎彩智 西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクトⓇ」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等の全国の教育施設にて講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。