ナ・リーグ優勝を決めて喜ぶドジャースのロバーツ監督（中央）と選手たち（AP）

　ロサンゼルス・タイムズ紙が21日、ドジャースが世界一になった場合、36年ぶりの優勝パレードが楽しみになると報じている。 　最後のパレードは1988年にアスレチックスを倒して世界一になった時。2020年にもワールドシリーズを制したが、新型コロナによるパンデミックで開催されなかった。当時のエリック・ガルセッティ市長は「パレードが無理でも何らかの形で祝賀会を」と話したが、それも実現しなかった。 　今年のドジャースには当時のメンバーが9人いる。クレイトン・カーショー、マックス・マンシー、ムーキー・ベッツ、キケ・ヘルナンデス、クリス・テーラー、オースティン・バーンズ、ウィル・スミス、ウォーカー・ビューラー、ブレーク・トライネンだ。カーショーは「郡や州の公衆衛生制限を考慮すると、祝賀会が実現するとはあまり思っていなかった」と振り返る。マンシーも「パレードができなかったのは非常に残念だけど、当然、世界ではもっと大変な事情があった」と言う。 　あれから4年。あと4勝すれば、パレードで100万人のファンと喜びを分かち合える。ドジャースのマーク・ウォルター・オーナーはナ・リーグのペナントを勝ち取った後、「ドジャースファンの皆さんはパレードに値します」と語った。この世代の最高の投手カーショーの栄誉を称え、名門球団の黄金時代を祝う市民の祭典だ。ビューラーは「パレードは私たちのもう1つのインセンティブです。すごいことになるでしょう。長い間なかったから、大きなイベントになる」と楽しみにする。 　とはいえ、そのためにはヤンキースを倒さなければならず、それは簡単ではない。ベッツは「あと4試合勝たなければならない。ヤンキースとのシリーズは厳しいものになる」と気を引き締める。もっともデーブ・ロバーツ監督はメッツを倒した後、ナ・リーグのチャンピオンシップトロフィーを掲げる前に、大観衆に「ロサンゼルスでパレードが見たいですか？あと4勝です！」と大声で叫んでいる。